月刊LaLa1月号来た! なので転生悪女の黒歴史の死亡フラグ36の感想をやっていきます。
今回はなんと言っても人間模様が目玉。
ソルのイアナへの想い。素の顔を出し始めたイザークとイアナの新しい関係。
全文を載せたりはしていませんが、ネタバレ含みますし、今回は一部画像も載せておりますので苦手な方はご注意ください。
他の感想は>>【転生悪女の黒歴史】感想一覧よりどうぞ。
あらすじ
【前回までのあらすじ】 コノハが試練に勝利したことを祝う会。 に、なぜか鵺もやって来た? しかも小さくなってまさかのマスコット化を狙う! イアナは負けてしまったことをイザークに謝るがイザークは大人な対応。しかしそれはオモテの顔で、ついにイザークは素の顔を見せ始める。 「お前のそれ、ゴミだから」 【今回のざっくり内容】 イザークはイアナの前で『良い人』を演じるのを止め、2人の関係は変化? 第二の試練は犯罪者の末裔で最近の事件の犯人とされている少女の更生。しかし少女はやっていないとイザークに告げているのをイアナは聞き……?
今回の表紙はカラーではありませんが、書いてある文章が何とも……イアナ……としんみりしてしまうものでした。
で、今回はこちらの3つをピックアップ!
- 新キャラ、ククリ登場――犯罪者一族の末裔。イアナのことを知っている?
- イザーク、イアナを召使扱い――イアナに対しては素の表情。そしてその事情が明らかに……。
- ソル、イアナの役に立ちたい――なんとかイアナの側にいようとするも……。
新キャラと、素を見せたイザークに……お?
最近影が薄かったソルの話か。
はい、ソルを応援したくなる、と同時に「何やってんだ馬鹿」と言いたくなる回でした。
では行ってみましょう!
新キャラ、ククリ登場――犯罪者一族の末裔。イアナのことを知っている?
なんといっても今回の死亡フラグはこの新キャラ「ククリ」です。女の子ですね。
この女の子、イアナのことを「犯罪者」「悪女」と呼んで「なぜイアナは捕まらず、無実の自分が捕まったのか」と言います。
イアナはククリの様子から自分の記憶がよみがえる前のイアナが何かしたのでは。それが死亡につながるのではと戦々恐々。
そもそも何の事件でこのククリってのは捕まったんだ?
私もなんのこっちゃと思ったのですが、教会でも殺人事件が起きていました(死亡フラグ29・31)。
最初はその話かと思いましたが、どうもそれとは別の『誘拐事件』についてのようです。城下町で起きているとのこと。そしてその事件現場にククリの一族の血痕が残っていたらしいです。
一族の血痕……え? 判明できるのか?
魔法がある世界観ですし、なんかそういう技術があるのでしょうね。詳しい説明は特にありません。
それはさておき、イアナは自分が囮になって解決しようと、一人で城下町を歩きます。
おいおい、あぶねぇよ❗️
ですね。
しかし、イアナは一度死んでいるからか、恐怖が薄まっていると自分のことを省みます。恐怖よりも、なんとかしたいという想いが上回っている。
考え込んでいるイアナの表情に注目。
横顔が美しく、さすがコノハの妹といったところです。普段の百面相とは違い、落ち着いた表情というのもありますね。
暗く沈んでいる表情ではあるんですが、イアナにしては珍しい表情をしています。特に華が飛んでいたりイケメンと絡んでいるシーンではないんですがとても気になる駒でした。
是非見ていていただきたい。
イザーク、イアナを召使扱い――イアナに対しては素の表情。そしてその事情が明らかに……。
イアナの気遣いを「ゴミだから」と前回言い捨てたイザーク。それからというもの、イアナに対しては腹黒い姿を見せ続けています。
目覚ましを止めたり、ホラーな似顔絵を描いたり……。
このイアナに対してだけ見せる顔、というのもなかなかいいですね。それだけ心を許したということなのでしょう。
コノハを守るためにイザークを聖者にしたいイアナでしたが、イザークの本性を知って本当にそれでいいのか悩みます。何か彼が企てているのではないかと。
そこで見極めようと、彼を監視します。
今回の試練はククリを交互にあずかり、彼女に罪を認めさせて更生させること。しかしククリは犯罪など犯していないと言います。
一族の血痕が事件現場に残っていたとしても。
腹黒いイザークは……しかし、ククリの言葉を信じたのでした。
この表情と、
「犯罪者の子供が犯罪者になるなんて……馬鹿げた妄想なんだから」
LaLa1月号(2022年)転生悪女の黒歴史~死亡フラグ36~
このセリフ。
えっ?
てことはまさかイザークは……。
ハッキリとそうだとは書かれてませんが、そうなのでしょうね。
そしてイアナも思うのです。ずっと悪女として皆から指さされ続けているからこそ、イザークのような人によって「救われる人がいる」と。
もっと彼のことを、その考えを知りたいと心から思うようになりました。
私も知りたいですね。
でも、ずっと気になっていた「誰かの役に立つことが生きがい」という時に浮かべていた、悲しいような微笑の意味が分かった気がして、やっぱり私はイザーク嫌いになれそうにないですね。
今のところは、ですけど。
んー、俺っちもイザーク気になって来たぜ。
考えてみればこういう腹黒キャラいませんでしたね。そしてちゃんとイアナをイアナとして見てくれている存在は、本当に貴重。
今後の二人の関係がどう変わっていくのかが、本当に気になりますね。
ソル、イアナの役に立ちたい――なんとかイアナの側にいようとするも……。
そして何と言っても今回の目玉はソル! 何やってるんだ! 頑張れ! と声をかけたくなるシーンがあります。
今回ソルは積極的にイアナに声をかけてきます。心配して、どうにか自分を頼って欲しくて。
しかしながらイアナはソルの気持ちを知りません。大分打ち解けてきたかなとは思っていても……いえ、「打ち解けてきたからこそ、再び前の関係に戻ってしまうのが怖い」状態です。
読者としては不安がっているイアナ可愛い、と思ってしまいますが、そんな不安を彼女はオモテに出しません。
ソルにもまた、イアナの不安は伝わらないのです。ん~すれ違い。ラブコメでよくあることですが、何とも言えないすれ違いがいいですね!
どうして……俺に言ってくれないんですか……
俺っちはもっとガッといけよ、ソル坊!
って、思ったぜ。
どうしてじゃないよ! 凹んでないでその言葉を言いなさいっ、て感じですよね。そんな顔イアナに見せたら「受けの顔してる!」とか思われちゃいまっせ!
そして今回はこれだけで終わりません。なんと、さらにこじれます。
ソルはククリから「イアナがイザークに召使扱い」を受けていると知り、心配になって側仕えを止めさせようとします。
しかしその時、言葉の選択を間違えてしまい……喧嘩別れの様になってしまいます。
そして、
えっええええええええっ!
どどどっどどっどういうっ?
ここで今回の話は終了です。イアナの行方は? 本当にさらわれたのか。さらわれたとしたらその犯人は?
そして、誰がイアナを救うのか。
まとめ
『ざっくり概要』
誘拐事件の犯人とされているククリは冤罪を主張。しかし現場には彼女の一族の血痕が残されている。
イザークはククリの言葉を信じる。イアナはそんなイザークのことをもっと知りたいと思う。
そしてイアナはその事件の解決をしようと、自分がおとりになろうとする。
一方でソルはイアナの様子がおかしいので役に立とうと話しかけるが、素直な想いを伝えることが出来ず、彼女と距離を置いてしまう。
そしてイアナが……行方をくらましてしまうのだった。
次回がっとっても気になる展開でしたね。
私としては、ソルが助け出して仲直り! よりもイザークが助け出してさらにこじれてほしいです。
こじれさせるのかよ!
いやこじればこじれるほど、物語としては燃えますしね。
うーん、まあ、わからなくもねーけどよ。
私の中で以前イザーク株が上昇中。今回のお話でソルも上がってきましたが……さてさて?
警察も絡みますのでシャノウも出てくるかもしれませんし、まさかまさかでシャノウが救出もありえそうです。
いや、いいですね。本当にいいですね!
イアナのことですから、ただたんに救出される、なんてことはないでしょう。カッコイイ悪女イアナが見れる予感。
この作品で一番カッコいいのはイアナですからね。男たちよ、頑張れ!
ということで、想いは尽きませんが今回はここまで。あー、来月が待ち遠しすぎます。また来月、お会いしましょう!
ここまで読んでくれてありがとな!
じゃあ、またな!
とっても見逃せない死亡フラグ36が読めるのは第8巻! ぜひキャラクターたちの表情を見ていただきたい。
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