【ピッコマ】ある継母のメルヘン【マンガ感想】

読書する学生 マンガ感想・紹介
イラストAC「いちごもち」さん

 今回紹介したいのはピッコマで連載・公開中の漫画『ある継母のメルヘン』です。

ワン親方
ワン親方

ピッコマ?

 数多くあるマンガを公開しているアプリ(サービス)の一つです。韓国のサービスらしいです。

 私はマンガアプリをピッコマくらいでしか読んでないので知りませんが、悪女系がかなり多くある印象。一時期ランキングに悪女系がざざっと並んでいたことがあるので、単純に流行りなのでしょうけど。
 もちろん、男性向けの漫画も豊富です。俺だけレベルアップなんて有名かもしれませんね。

 ただ今回はそんな多くある作品の中でも質が高い」と私が勝手に感じて、飽きることなく続きを待ち続けている「 ある継母のメルヘン 」について語ってみます。

 一話ごとのネタバレとはことなり、今現在公開されている65話までを読んでの感想となります。

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【マンガ】ある継母のメルヘン【感想】

作品名:ある継母のメルヘン(ピッコマ)』
話の概要鉄血の未亡人、ノイヴァンシュタイン城の魔女、貴婦人の恥……。 これらは全てシュリー・フォン・ノイヴァンシュタイン侯爵夫人を指す言葉である。 夫を失くした後、世の中から後ろ指を差されながらも、姉弟ほどしか年の変わらない血のつながらない子供たちを育てあげた。 そしていよいよ長男ジェレミーの結婚式の日を迎え、今までのすべての苦労と努力が報われると思っていたが、それは大きな勘違いだった…! 結婚式に来るなと言われ、失意の中城を去り田舎へ向かう途中、彼女は事故に巻き込まれ命を失うことになり、気が付くと七年前の死んだ夫の葬儀の日に戻っていたのだ。 そして二度と以前のような後悔にまみれた人生は生きないと心に誓う!(ピッコマ公式サイト説明文より)

 最近よくある「記憶を持ったまま数年前に時間が巻き戻った悪女」という物語ですね。
 ただこの主人公に関して言うと、あくまでも悪女の仮面をかぶっていただけで本人は我がままでも常識がないわけでもない上に、亡くなった夫から家を託されたためにしっかりとした権力を彼女自身持っていた、ということでしょうか。

ワン親方
ワン親方

悪女設定は父親(兄弟)が権力者で、その権力をかさに着てってのが

まあ多いわな。

 そんなよくある時間が戻った主人公と血のつながらない家族との絆。だけどただほのぼのするだけではすまない何かの陰謀……一応女性向けの漫画だそうですけど、男性にもおすすめできます。恋愛重視というわけでもないですしね。

 この漫画の個人的おすすめポイントは以下の通り。

  • 画力が素晴らしい
  • 世界観がしっかりと構成されている
  • キャラクターたちが生き生きとしている

 一つずつ見ていきましょう。

画力が素晴らしい

ワン親方
ワン親方

なんか、わざわざ解説することもない気はするな。

 そうですね。本当にそのまま、絵の力がすごいと思います。

 他の漫画ですと「手(足)が可笑しい」「身体全体のバランスが変」「この服、どうなってんの?」「背景真っ白」「動きのある絵がない」「迫力がない」「この人いつも同じ方を向いてる」ということが多々ありますが、私はこの漫画に対してそんなことを思ったことがありません

 特に少女漫画だと顔が命なところがありますので、「顔のアップはいいんだけど、全身とか引きの絵になると違和感だらけ」だったり、構図が単純(正面からのみで斜め上、下からの見上げ描写がない・その構図が変)だったりします。

ワン親方
ワン親方

たしかになぁ。

特に背景をしっかりと違和感なく描きこんでるマンガって

それだけでも評価高いよな。

 あとピッコマはカラー作品なので、あれだけのクオリティーを損なわないようにする彩色のセンスや技術もお見事、と素人ながら思います。
 私は本当に色のセンスがないので余計に思ってしまいますね。

 マンガの絵は連載を重ねるごとに変化して、基本はより良いものへと変わっていきますが、ある継母のメルヘンに関して言うと最初から文句ない出来栄えです。
 そして最近のお話では回帰前の成長した子供たちが出てくるのですが、彼らの美しさは必見です。

 シーンごとに色合いを調整されているのもGOODです。

 そして、絵に対して違和感を覚えないということは、それだけ作品の世界観にストレスなく溶け込めるということでもあります。
 違和感を覚えてしまうと、話の内容はさておき「おいおい、この人骨折れてるよ」とツッコミしたくなりますからね。それが面白いこともありますが、基本はストレスです。

 なので絵に対してストレスを覚えてしまっている方に、この作品はおすすめです。

世界観がしっかりと構成されている

 この世界観に違和感を覚えない、というのも上記の絵に繋がるところがあります。ツッコミどころがないのでスッと物語に入れます。

 なんて偉そうに言ってますが、私の知識においてはなので詳しい方だと違和感を覚える可能性はあります。
 でも、私の薄っぺらい知識でも違和感を覚える世界観の作品はたくさんあります。それらと比べるとしっかりしていると言いきって良いと思います。
 まあ過去の歴史そのままを用いているのかもしれませんが、それはそれですごいことですのでね。

ワン親方
ワン親方

俺っちも今ちっと読んできたが、

たしかになんかすげーな。

よくわかんねーけど、すげー感じがした。

 貴族・皇族・宗教・帝国……中世ファンタジーの王道のような単語が並んでますが、読みごたえがあります。小説版とかあれば読みたいと思えるほどです。
 ピッコマでは原作(小説)があってそれを漫画化している作品が多数あり、マンガの人気が高ければ小説版も公開されるようになるのですが、今のところこの作品にその気配はないですね。
 原作は存在していてもう完結しているらしいのですが。

 でも原作公開されたら全話一気買いしてしまいそうですからねぇ。悩ましいです。

ワン親方
ワン親方

最近、お前さんの出費が増える時って

ピッコマで気に入った作品見つけて一気買い

する時だもんな。

 うっ……き、気をつけます。

キャラクターたちが生き生きとしている ――物語の広がり

 なんと言ってもやはりコレが一番のオススメ理由、ですね。

 メインキャラクターたちが美しいのももちろんなのですが、モブキャラたちですらしっかりと描きこまれており、とはいえメインキャラクターたちを侵害するほどではなく、それでいてストーリーを盛り上げる役割をしっかりとこなしている。

 あくまでも作品に出てくるキャラクターたちではあるのですが、そこに実際に存在するような、そんな気にさせてくれます。

 貴族院議会の貴族たちなんて、存在しているだけで迫力を感じられますし、ほとんどセリフがあるわけでもないのに、この作品にとって必要な存在だと思わせてくれます。

 これは絵の上手さも有りますが、世界観の構築、コマ割りや構成とストーリーが合致しているからでしょう。

 今現在公開されているお話には過去の話……主人公が死んだ後の時間軸の話がありました。主人公が死んだ、ただそれだけで終わらないのが貴族社会。
 たった一人の死。
 それが世界に与えた影響。残された人々に与えた影響が描かれていて「うおおおっ続きがっ続きが気になる!」というところです。

ワン親方
ワン親方

ええっそんなことになってるのか。

俺っちが読んでるところだと家族間の絆のことが

メインで、ほのぼのする感じだけどな。

 そうですね。私も最初は家族の絆を描く、狭い世界で完結するお話かと思っていましたが、かなり大きな広がりを見せています。
 故に、とっても気になっているんですけども……連載当初はググっても全然検索出てきませんでしたが、徐々に人気が出て言るっぽくて検索に引っかかるページが増えては来てます。
 そのうち、日本語の小説版も出てくるのではないかと期待しているんですけども……人気よ、出てくれ。
 シュリー(主人公)が幸せになったところが見たいんだ!

ワン親方
ワン親方

……お前さんって、

一人のキャラクターにはまること多いよな?

 そうですね。でも今回に関しては、飛びぬけて主人公だけが好きということはなく、敵キャラ含めて全員が好きですね。
 良い敵役です。
 誰一人として欠けてはこの物語は成り立たないのだという、しっかりした物語がとても良いです。

+α 超お気に入りのシーン

 で、あまり具体的なお話には触れなかったのですが、おまけとしてお気に入りのシーンをいくつかご紹介。
 ネタバレ避けたい方はご注意を。

第4話:「本当はジェレミーの結婚式に出たかったし」と笑う横顔。笑っているような、悲しんでいるような、冗談を言うような軽い口調なのだろうという雰囲気でありながら、とても重たいセリフを吐くシーンです。
 なぜかというと、回帰前にはとても待ち望んでいたその結婚式に来るなと言われてしまったからです。
 今度こそ、参加できる未来が来ることを望みます。

第18話:「ありがとう、ミステリーな小さな勇士さん」「おやすみ。満天の星空のような瞳を持つ令嬢」
 これはピンチに陥ったシュリー(主人公)を助けてくれた少年(ノラ)とのお話。この時は互いに名前すら知らないのですが、星空を見ながら相手のことを思うシーンです。
 ここのね、色遣いがまた他のシーンとは違う淡くてどこかポップさも感じるのが憎い演出です。
 私は一度とは言わず何度も見てしまいました。皆さんにもぜひ見ていただきたい。

第31話:「チョコレートは好きかしら」「あるんですか?」目をキラキラさせるノラ少年
 ノラとは、シュリーを助けてくれた少年で、なんと公爵家の跡取り息子です。反抗心をあらわにしている14歳の彼が見せる子供らしい姿が、なんとも可愛らしいシーンでした。
 ちなみにこの話で二人は名前で呼び合うようになります。
 私はノラも大好きで、彼には幸せになって欲しいなと心から思ってます。

 他にもおすすめシーンはたくさんあるのですが、今回はこれくらいにしておきます。

まとめ

 ある継母のメルヘンとは、 記憶を持ったまま数年前に時間が巻き戻った悪女 (のフリをした)である少女の物語。マンガ版はピッコマにて連載中で、原作の小説はすでに完結済み。

 おすすめのポイントは

  • 画力が素晴らしい――違和感を覚えないため、ストレスなく物語に入り込める
  • 世界観がしっかりと構成されている――ツッコミどころがない、重厚な世界観
  • キャラクターたちが生き生きとしている――ちゃんと存在していると感じさせる描写とストーリー

 読んでいただければ、おすすめさせていただいた理由がわかるかと。

ワン親方
ワン親方

あれ?

今回は批判しないのな。

 今のところ「ここはちょっとな」と思う箇所がないので……あるとすれば「休載中」であることや原作の小説版(日本語)が公開されていないことでしょうか。

 本当に早く続きが見たくて見たくてたまらない作品です。待たされているのが拷問のように感じます。

 私は悪女系にはまってよく読んではいましたが、たいていの悪女物は立場が逆転した辺りで飽きてしまいます。でも「ある継母のメルヘン」に関してはまだまだずっと応援したいと思っております。

 ということで、気になった方はぜひピッコマより「ある継母のメルヘン」を読んでみてください。心の底からおすすめです。
 では、また。

ワン親方
ワン親方

おうっ、またな!

俺っちも続き読んでくるぜ。


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