【お金の勉強】安いという言葉の罠と本当の価値――お金を使う力

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 お金を使う力。それはお金持ちになるために必要、とリベ大では繰り返し言われています。

ワン親方
ワン親方

何言ってんだい!

お金なんていつも使ってるぜぇい!

 そう、お金を使ったことがない人はいない。少なくとも、ここ日本という国においてはいないでしょう。
 だというのに、お金の使い方には「良い使い方」と「悪い使い方」が存在するといいます。

無駄遣いせずに、安いものを買えってことかな?

ならちゃんとセールを使ってるし、スーパーで安い物買ってるけどなぁ

 ひたすらに無駄を排除し、ひたすらに安いものを買う……それを「良いお金の使い方」としているのか。

 ちょっと考えてみましょう。

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【お金の勉強】安さへの追求と本当の価値――お金を使う力

 今私はお金を貯めています。貯める力をつけるためと、生活防衛資金を用意するためです。防衛資金が貯まれば投資にもっと力を注ぐ予定です。

 なので今は貯める力をつけつつ、稼ぐ力を育てつつ、使う力も身に着けよう、と思っているのですが使うって実際どうなのか。これは貯める力にも関わってきます。なにせお金を使わずに溜め込むだけでは意味がありません。お金は道具。使ってなんぼ。

 お金そのものに関しては>>【お金の勉強】お金という言葉のイメージ【お金って何?】で書いてありますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

 貯める、とはいっても使わなさ過ぎてストレスに感じ、心が貧しくなってもいけません。でも無計画に使っては折角貯めようとしているのに羽を付けて飛んで行ってしまいます。

何度天高く飛んでいくお金を見てきただろうか。

 と、黄昏続ける人生は嫌ですね。とはいえ私はそう高い物を買っているわけではありません。むしろ「安い」と思えるものを買ってきました。なのになぜお金が飛んで行っていると思ってしまうのか。考えました。

安さへの追及がもたらすメリット

  • 物を安く買える
  • 安く買えたという満足感を得られる
  • 安いので消耗品はたくさん買うことができる

 まず当然ながら「安い」ものを買っているので通常時(定価)よりも安く入手できます。そして「普段より安いものを買えた! 私って買い物上手!」のような満足感も得られます。トイレットペーパーやティッシュなどの消耗品なら安い分たくさん買えます

ワン親方
ワン親方

お得に買えているし、精神的にも満足できてるし、

日常で使うものをたくさん手に入れられるのだからいいんじゃないのか?

でもそれが最良なのだとしたら、今の私はお金が貯まっていないといけません。
続いてデメリットを見ていきましょう

安さへの追及がもたらすデメリット

  1. 物を価値で見なくなる
  2. 労働環境の悪化(給与が上がらない・精神的肉体的疲労)
  3. 結局新しいものを買い直す――物を大切にしない

これはメリットに対して少々分かりにくいですね。

1.物を価値で見なくなる

 これはただたんに「価格」にだけ意識を取られ、「本来は必要ないものも安いから」という理由で買ってしまうことを意味しています。無駄遣いになってしまうということですね。

 例えばですが、スーパーのお総菜コーナーでは消費期限間近のものを割安になって売っていることがあります。

ワン親方
ワン親方

やったぜ! からあげ20%引きとか超お得!

カゴたくさん入れちゃうぜ~!

 何人分のからあげですか? というのをカゴにいれてませんでしょうか? もしくは配偶者や家族の方が夕食を準備してくれているのに「お土産」としてたくさん買ってしまっていませんか?

 はい、そうです。私(と私の父)のことですね。

 必要なおかず分だけ買えばいいのに、お得だと思うと余計にかごに入れてしまう。そして食べ過ぎて太る罠……これがかの有名な孔明氏がしかけた罠かもしれません(笑)。

 もしくは「他のものを買いに来たのにセールという文字に惹かれて買うつもりのないものを買ってしまう」とかね。

ワン親方
ワン親方

夏近いしUVカットのパーカーを買おう……え? Tシャツがセール?

3枚で1000円? どれにしようかなぁ?

 はい、これも私ですね(笑)。パーカーは? という話です。Tシャツなんか家にいっぱいあるから必要ないのに。

 余計なものも買っている。これは結局お得なのかという話です。

労働環境の悪化(給与が上がらない・精神的肉体的疲労がたまる)

 これは全員がというわけではありませんが影響はあります。

 考えれば当然なのですが安いには安い理由があります。
 材料、大量生産・仕入れ、新技術導入などで安くしていくのも当然ながら、人件費の削減もコストを下げるために行われているでしょう。そもそも海外の工場で作るのは人件費削減のためですしね。

 人件費を削るには関わる人数(取引先など)を減らす。社員を首にする。給与を下げる(もしくは上げない・ボーナスカット)をする必要があります。そして給与が低いから安いものを求める。消費者が安いものを求めるから企業は安いものを提供しようとして給与をあげない……負のループ

 私は小売りで接客をしていましたが、安いものを売ること自体がかなりしんどい商売です。

 1枚1000円のTシャツを売って生計を立てるのと、一枚1万円のTシャツを売って生計を立てるの、どちらが楽かということです。

 これは小売りや営業に関わったことない方には想像しにくいのかもしれませんが、安い単価のものを売るのってめちゃくちゃしんどいんです。

 私は元々小売り業で接客をしていました。店長が変わると店内の商品展開も変わるのですが、安い商品展開を好む店長だった時は本当にしんどかったです。

 安い分数は売れるのですが、店全体の売り上げは全然で、数が売れるということはお客さんの人数が多いのでスタッフの手が足りず、クレームも多いし、スタッフに余裕がないからみんなイライラして疲れていました

 先ほどのTシャツの例で言うと、1万円の売り上げを出すのに一枚1000円では10枚売らないといけませんが、1万円のTシャツなら1枚売ればいいのです。後者なら一枚だけ、つまり一人が買ってくれればいいのでそのためにかかるスタッフの手間はとても少ないですが、1000円のTシャツでは下手すればお客さん一人一枚、最大10人に買ってもらわないといけません。

 まさか一人一枚売るのにスタッフが一名つくわけにもいきませんので、スタッフの労力、どちらが楽かなんて一目瞭然ですね。

 一店舗に配属されるスタッフには限りがあるわけですし、そうなると売り上げも上がらず、新しい人員が本社から配属されることはなく……むしろ「売上悪いんだから」と連れて行かれる

 これぞまさに負のループ。

 ちなみにその後、できる副店長が入ってきてくれて単価の高い商品が店頭に並ぶようになると、最初こそ安さを求めていた人たちが減ったので売り上げは落ちましたが、そのあとは客数は減ったのに売り上げは上がるという結果に。スタッフの疲労も減り、皆に笑顔が戻りました

 それに安さだけを求めるお客さんって、クレームも多いんですよね。少しでもこちらの落ち度を探し、交渉を有利にしようとしたり、すぐ大声出したり、態度がデカかったり、マナーがなっていない人が多かった。

 当時はなんでだろうかと思ってましたが、お金の勉強を始めて思います。余裕がないのでしょうね。

 金銭の余裕がない(収入が低くて、将来が不安)のでひたすら安さを求めるし、そのために必死になるし、ストレスがたまっているからマウントをとれそうな相手に偉そうになる。

 一度自分の心を振り返り、「余裕のなさから安さだけを追い求めていないか」を冷静に考えた方が良いなと思いました。

3.結局新しいものを買い直す――物を大切にしない

 安いものには安い理由がある、とは先ほどにも述べた通りです。そして基本的には高いものよりも安いものの方が品質は下がるでしょう。……もちろん、中には良いものもあるとは思いますが。

安い掃除機を買った。お得だと喜んで使っていた。すぐ壊れた。買い直した。

 最初から良い物を買っていた方がお得だったパターンはきっと多いでしょう。

 かなり昔にテレビで「家電を買い直すのは中流階層の人たちだ」というのを見たことがあります。

 上流と言われる人たちは最初から良い物を買うから頻繁に買い直すことはない。そして金銭的に余裕がない人たちは安いものを修理しつつも長く大切に使うから買い直さない。

 なるほど!

 とやたらと納得したものです。

 今や中流という言葉が崩れていると言われていますが、中途半端に良い物や安い物を買って、買い直していることに心当たりがある方は多いのではないでしょうか。

「あー、あれ前買ったのにどこやったっけ? 失くしたー……また買うかぁ」「壊れたなぁ。修理も出せるけど、安いからまた新しく買ったらいいや」

 本当に大切だったり高いものならば、そんな簡単に買い替えたり無くしたりはしないでしょうし、壊れたり無くしたら直すか探すか必死になるはずです。

 もちろん安いものでも思い入れがあったり、安かろうと価値を感じて大切に扱っていること、大切につかわれている方もいらっしゃるでしょう。

 でも、すべてがそうなのか、自宅内にあるものを見渡して一度考えてみると「無駄遣いしてきたなぁ」と気づけるかもしれません。……私はかなり見つけて凹みました(汗)。

まとめ――価値って何?

結論:価格は誰にとっても同じ数字価値とは人によって異なるもの

 安い、が本当に自分自身にとってお得なのか。安い、けど本当に自分自身にとって必要なのか。安さを求めるあまり、大切な何かを失っていないか。

ワン親方
ワン親方

そんなこと一々気にしてられるか!
その場のノリで買うから楽しいんだろ、JK!

 という意見もあるかもしれません。実際、私もよくしてましたし、買い物をする快楽は理解しているつもりです。

 ですが、勢いで買ったものを家に持ち帰った時、どう思っただろうかと振り返れば

ワン親方
ワン親方

なんでコレ買ったんだろ……たしかに安かったけど。

それにこの文具、安いから買ったけど家にたくさんあったぜ。

 後悔することの方が多かったのは事実。買ってよかったと思うものもありますが、多くは有りません。

安いものを買った=良い買い物をした

 ではないということです。

 また、安いということはどういうことかを考える必要もあります。これだけ安いのはどういう理由なのか。

 素材を安くしているのか。仕入れ先や下請けに安さを押し付けているのではないか。従業員を減らして人件費を削減しているのではないか。従業員の給与が低いのではないか。

 価格を抑える。

 ただそれだけのことと思うかもしれませんが、その裏には様々なことがあります。そしてそれは自分たちにも関係してくるのです。

  • 安くものを買った。でもあまり必要ではなかった
  • 安くものを買った。でも安いから給与は上がらない
  • 安くものを買った。でもすぐに壊れて買い直した

 もちろんこれは全てに当てはまるわけでもありません。無駄に高いものを買えといっているわけでもありません。

 ただ自分たち消費者が「安さ」にだけ価値を見出し続けていると、弊害も存在するのだと認識することが大切です。そしてそのうえで、「自分にとって本当に価値あるものとは何だろうか」と疑問を投げかける。そうすることで価値のある買い物ができるはずです。

 ……などと偉そうに言っている私が、後悔する買い物を今だにしているのですけどね。

 安いにも高いにも、何かしらの理由があって、その理由を考える。理由を考えたうえで、本当に今自分が買う『価値』があるのかを考える。

「これを高いと思ったけれど、素材にこだわっているからか。なら買う価値あるかな?」「良い物みたいだけど、この価格を出すのはちょっとな」

「安いけれどすぐに壊れそうだ。ならば買わなくていいかな?」「安物かと思ったけど、品質良さそうだから買おう」

 誰かにとっては高いと感じるものも、他の人にとっては安いと感じるかもしれないし、その価格を出す価値のあるものかもしれない。

 みんなが良い物だと思っているものに価値を見出せないなら、無理に買う必要はないのです。そして自分なりの価値を見出すことが、FIREへ近づく一歩となるはずです。

 ……というのが、お金持ちへになるために身に着ける力の一つ、使う力について勉強して思ったことです。

 私はまだまだこの使う力ができてないなぁ、と思います。もっと勉強し、自分の頭で考え、失敗しつつ、失敗からしっかり学んで少しずつレベルアップしていきます。

 一緒に頑張っていきましょう!

ワン親方
ワン親方

一緒に頑張ろうな! じゃあ、またな!


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