今回書いていきたいのは、Adoさんの「うっせぇわ」についてです。とても有名な曲ですね。
なんでまた突然?
しかも発表されてから大分経つぜ?
曲が世に出た時も気にはなったのですが、曲名の単語、動画のサムネのイラストから伝わる強いメッセージに
「あ、これ私が見たら(聞いたら)ショック受ける系かも」
と思って嫌煙していたのです。強い言動やイラストはそれだけで刃にもなりますから。
まあ、たしかに結構強い感じだよなぁ。
ですが私の好きな歌い手さんがカバーされていたので聞き、そうしたら好きなリズム感でしたし、思っていたよりも「うっせぇわ」の部分も優しかったので好きになりました。
そしてまた最近聞く機会があり、最初に聞いた時よりもまた印象が変わっていたので、そのことをまとめてみようと思います。
- 有名な曲は聞いておきたいけど、タイトルやイラスト、物議を交わしたことが気になって聞けない
- 他の人がこの曲についてどう思うのか知りたい
と言う方はぜひ、最後までご覧ください。
どういう歌なの?
若いエネルギーに満ち溢れた微笑ましい歌。
えええええっ?
全然噂とかタイトルからは想像できない感想だな。
とにかく「若いなぁ」という風に感じましたね。
若さゆえの不平不満、若さゆえの疑問、抑圧と解放……誰もが通って来たかのような、でもほとんどの人が表にはっきりと出すことなく通り過ぎてきたこと。
それを歌ったように思え、故に共感できる人も多いし、故に反発を覚える人も多いのだろうとも思いました。
私が思った点をまとめると以下の3つになります。
- 曲調はボカロ曲っぽい
- 大人(周囲)からの抑圧
- 世代間論争が起きそう
一つずつ見ていきましょう!
曲調はボカロ曲っぽい
聞いていて「ボカロッぽいなぁ」とすぐ思いましたが、実際作曲者はボカロ曲を手掛けられていたかただそうです。
ん? ボカロっぽいってどういうことだ?
私が思うには、という前置きがつきますが「テンポが速く、歌うのが難しく、韻を踏む」ボカロ曲が多いですね。
ゆっくりなボカロ曲も有るので単に早いだけではないんですが、音幅が広く、発音しやすいようでしにくい歌詞……という感じでしょうか?
機械が歌うため、息を吸うタイミングが中々なかったりしますね。
たしかに、機会音声だと息継ぎは必要ないもんなぁ
しかし、最近は機会音声に呼吸音が入っていたりもあるため、それだけで判断はできないと思いますし、私も最近のボカロ曲は詳しくないので断定は避けておきます。
まったく聞いたことのない方はぜひともボカロ曲を聞いていただきたいですね。
ちなみにおすすめの曲はあるのか?
そうですね。ボカロ曲の始まりともいえる「みっくみっくにしてあげる」(初音ミク)はとても可愛らしい曲ですし、私の知っている曲は有名だったり少し古めですが以下の曲が個人的におすすめです。
- 「Just Be Friends」(巡音ミカ)しんみり系 ピアノverとかも素敵
- 「僕がモンスターになった日」(Fukase)ドラムとギター?が好き。カッコイイ
- 「シャルル」(flower)MVの雰囲気も含めて好き。カッコイイ。
- 「ドーナツホール」(GUMI)とにかくなんか好き。
- 「うそつき」(初音ミク)失恋の曲? しんみりだけどどこか可愛い
- 「千本桜」(初音ミク)大正? の歌。テンポが速い。
よければぜひ聞いてみてください。
大人(周囲)からの抑圧
歌詞に出てくる子は、どうやら優等生らしいです。
でも周囲がそうした姿を押し付けて来ている。そのことに不満を抱き、それが爆発している。
ひ、非行に走るとか?
ちょっと違いますね。
暴力には走りません……しかし言葉の暴力を振るうようです。その優秀な頭脳を使用して。
それが快感だと歌っている。イラストも攻撃的でありながら、その快楽を伝えてきます。もちろん歌声からもまた、想いが伝わってくる。
言葉であったとしても暴力はいけませんが、抑圧からの開放を歌っている様子は、微笑ましく感じます。
いわゆる思春期、という感じ。
同時に、こういう熱い思いを受け止めてあげられる大人でいたいなと思いましたし、不満を抱えた子供たちの周囲に熱い思いを受け止められる大人がいたらいいなとも思いました。
どれだけ鋭い言葉を発したとしても、その言葉に傷つけられたとしても、それでも「味方」でいてくれる誰か。
そんな存在が、全員の側にいてくれたら……いいですね。
ちょっと、深く考えすぎかもしれませんが。
世代間論争が起きそう
私は基本、若い子のエネルギーと不満に対して微笑ましい感じでしたが、同時に何か言いたくなりそうな人もいそうだな、とも感じました。
エネルギーが強い作品故に、なおさら。
若造が! って?
この若い時の圧迫感とそこからの解放を願う気持ちは、誰もが多かれ少なかれ経験してきたことだと思います。
しかしそれを我慢して我慢して大人になった人たちが大勢いる。そして我慢し続けた人たちは我慢が当たり前になっていて、自分たちと同じように我慢すべきだと思ってしまったり、自分たちは我慢し続けても大丈夫だったのにそれが耐えられないなんて情けない、と子供や若者の気持ちを考えずに自分の尺度だけで物を見てしまう。
これは仕方ないことだとは思います。誰だって自分の価値観、目線で物事を見てしまう。
そうだなぁぁ。
俺っちもついつい自分のことだけで考えちまう。
でも、歩み寄ろうとすることはできるはず。
こういう「別の年代の方の作品」もしっかり見聞きし、その考え・想いを嫌煙するのではなくて、受け止められるようになりたいと思いました。
まとめ
- 曲調はボカロ曲っぽい――作者はボカロ曲作っている
- 大人(周囲)からの抑圧――思春期のエネルギー爆発
- 世代間論争が起きそう――若い考えを受け止められる大人になりたい
ということで、「うっせぇわ」を聞いて思ったこと色々、をまとめてみました。
普通の曲の感想とは、大分ずれてるけどな。
かもしれません。
ちょっと変わった視点、ということで楽しんでいただけたなら嬉しく思います。
今後も、自分とは異なる世代の作品にも触れて、その考えをなるべく柔軟に受け止め続けることが出来るよう、また記事にさせていただきたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
若い良い刺激もらえたぜ。
じゃあ、まったなー!
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