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ということで転生悪女の黒歴史の死亡フラグ37の感想をやっていきます。
前回の「死亡フラグ36」ではイアナとソルが喧嘩のように別れてしまい、そのあとでイアナが誘拐されてしまうという展開でした。
今回の見所は「ソルがついに……?」です。
記事内では全文を載せたりはしていませんが、ネタバレ含みますし、今回は一部画像も載せておりますので苦手な方はご注意ください。
前回については死亡フラグ36を、他の感想は>>【転生悪女の黒歴史】感想一覧よりどうぞ。
あらすじ
【前回までのあらすじ】
どこかイザークとの間に距離を感じていたイアナ。しかし
「お前のそれ(気遣い)ゴミだから」
ついにイザークが素をあらわにした。
そんな中で新しい試練として一人の少女、ククリが聖者候補たちに預けられる。
彼女の一族はとある事件の容疑者としてあげられており、罪を認めさせて更生させることが第二の試練だった。
だがククリは自分たちは犯人じゃないと言う。
一方でソルはイアナの様子が気がかりだった。しかし上手く伝えらず、つらく当たってしまった。
そんな中、イアナはククリの無罪を証明するべく、事件の捜査へと向かい、行方をくらましたのだった!
ククリが疑われているのは、一族の血痕が現場に残っていたのと、
先祖が犯罪を犯していたから、なんだよな。
そしてそんなククリを抱きしめたイザークは「犯罪者の子が犯罪を犯すなんてことはない」とどこか辛そうにしてました。
しかしながらイザークがイアナを召使と呼んでいるのをククリがソルに伝えてしまい、心配したソルがイアナに詰め寄って……喧嘩別れのような形に。
そんな今回の主要キャラはイアナとソルのみ、というシンプルさ。なので
- イアナの甘さと決意
- ソルの想いと誓い
- 今後の展開はどうなる?
イアナ、ソルの両面からと、今後の予想の3本立てで行こうと思います。
イアナの甘さと決意
自分が誘拐されて犯人を捕まえよう、と考えたイアナ。無事(?)に誘拐されたものの、「醜女」扱いされ、「商品」ではなく「雑用係」として酷使されていました。
いえ、暴行すら受けています。……貴族に暴行加えるって後が怖くないのかというツッコミや「イアナを殴りやがって貴様」「誰が醜いんだよ! 可愛いだろ、イアナは」という私の怒りはさておき、イアナはその時気付くのです。
今まで無茶をしてきた彼女ですが、なんだかんだと最後は誰かに助けられてました。前回「危険や死になれている気がする」とは言ってましたが、本気で死ぬなんて考えたことはなかったのだと、気づくのです。
まあ、いざそういう時にぶち当たったら、そうなるわなぁ。
そしてボロボロにされたイアナの前に、忍者……ソルの幼馴染が再び現れ「自分が怪我しないようにしつつ助けられると思ったのか。そんな考えで突っ走るやつがいると他が怪我をする」と指摘されてしまいます。
この世には自分の命より大切なものってのが……――あるんだよ。
転生悪女の黒歴史~死亡フラグ37より~
イアナにとって大切なもの。そう言われて彼女の頭に浮かんだのは「コノハ」の姿。
コノハは妹であるイアナに命を狙われたのに、それでも牢屋から出してくれて、助けてくれた。
このカット、小さい一コマなのですが私のお気に入りです。イアナの弱気の顔と、普段とは違う凛々しいコノハの顔。普段のきゃあきゃあ言っているコノハはあまりですが、このキリっとしたコノハは好きですね。カッコイイ。
しかしコノハもけっこう謎だよな。
なんでそこまでイアナを信じるんだ?
姉だから、良い人だから、じゃさすがに無理があると思うんだが。
そこも知りたいところですね。
コノハとイアナの過去話がもっと知りたいところですが、今回は置いておきましょう。
ともかく、イアナはコノハに危険な冒険をしてほしくないと願っています。
でもさ、コノハが旅しなくても、イザークにその役目が……。
流されて仕方なく危険な旅に出ることと、イザークのようにそれを望んで旅に出るのでは意味が異なります。
ただ、これからイザークと仲良くなっていく上でイアナがどう考えていくのかは気になるところではありますが。
そのあとイアナは誘拐された被害者たちを開放します。
秘儀の『マンガ本音読術、演じ分け一人芝居』を使って!
……なんだ、それ?
シリアスなのかギャグなのか分からない感じですが、イアナの前世佐藤コノハは「漫画本は音読するもの」というポリシーを持っていたそうです。
しかし、10人分もの演じ分けってまじで凄いと思います。
笑うべきところなのだろうけど、すぐにばれることです。イアナは誘拐犯たちに殺されることを覚悟していました。
それでもコノハの、皆の未来を思って。
ふおおおっここでようやく来たのか、ソル!
この時のソルの表情が無な感じなのがまたいいですよね!
ソルの想いと誓い
ここでようやくソルとイアナはしっかりと話し合うことになります。
最初はお説教モードのソルでしたが、謝るイアナにまあいいでしょうと許しつつ、「主としては失格ですが」と照れ隠しの様に付け加えます。
が、イアナはその言葉をそのまま受け取るのです。
主失格でごめんなさあああい、ってか?
そうですね。失格だから、自分の執事(という設定)から解放してあげたい、と。
ソルはここでお互いの気持ちがすれ違っていることに気づくわけですね。
でもまあ、しょうがないっちゃしょうがないですよね。ソルは元々イアナを殺そうとしていたわけですし、イアナもそれを知っている。
最近態度が軟化しているとはいっても、イアナが信じ切れないのも仕方ないでしょう。
だからソルは言うのです。「主従の誓いをしましょう」と。
説明しよう! 主従の誓いとは、佐藤コノハ(作者)がコノハとソルのイベント用に作ったものである。 従者にとって一生に一度しか行えない大切なもので、従者が主の身体に触れて生涯仕える誓いの痕を残すもの。 左手へのキスは信頼。首筋は尊重。そして心臓は、永遠の忠誠を意味する。
え、心臓?
この時のやり取り「いいですか?」「はい」というやり取りと、イアナの表情がまたいいですよ!
ここはぜひ、全体の流れとして見ていただいて「くぅううううっ」と唸っていただきたいので敢えて画像は載せません。
初見の感動をお確かめください。
ちょっと、どういう姿勢か分かりにくいけど!
ともかく、ソルの想いが伝わって、イアナは「ずっとソルを信じたかったし、信じてほしかった」という自分の想いを自覚したのでした。
黒歴史のことばかり考えていて、そうやって自分の想いを考える余裕がなかったわけですね。
今回のことでイアナにも余裕が出来て、ソルとの関係もまた確実に変化が起きるでしょう。
今後の展開はどうなる?
今回の話では次回への流れがまったくなく、めでたしめでたし、な流れで終わっております。
誘拐事件が本当に解決したのかは謎ですし、それがちゃんとイアナの……ひいてはイザークの功績になったのか。
まあイザークの勝利がないと試練がここで終わってしまうので、おそらくイザークの功績になるのでしょうけども。
一番気になるのはソルとイアナ、2人の関係はどう変わっていくのか、ですね。
関係って、普通に仲良くなる、じゃねえの?
もちろん絆が深まるでしょうが、恋愛となると話は別です。
イアナは自分がモテるとかそういった意識が皆無ですからね。ソルからの好意も主従だから、で勘違いしないようにと戒めるでしょうし、ソルはソルで主従なのだからとある意味で一歩後退したともいえます。
あとイザーク。
本性をあらわにしてからイアナを雑に扱っている彼ですが、その分心の距離は近いともいえますし、なんだかんだで大切にしているっぽくも見えます。
どうでもいい相手にはあんなに構ったりしないでしょうし。
聖者候補編でイザークがどこまでイアナと距離を詰めてくるのか。ソルとイアナの新しい関係がどうなるのか。はたまた実家に帰ったヨミがどうなるのか。シャノウはどう出てくるのか。
いやぁ、少女漫画らしい展開になってきましたね!
でもやっぱり時折挟まれる佐藤コノハの黒歴史が個性強くて他の漫画にはない攻撃力がありますけどね。
ちなみに今回の黒歴史を一言で表すと「中二」です。痛い!
中二……っ?
詳しくは語りません。痛い!
まとめ
ソルとイアナが仲直りしていちゃいちゃする話。
まとめすぎだろ!
あと他にはイアナが怪我を……怪我……そうだった。イアナを殴った馬鹿がいたんだった。
ま、まて。落ち着け!
では私はこれにて失礼します。イアナを傷つけるおバカさんを、私は許さない。
どこ行くんだ、お前さんよ!
漫画の先には行けねーよ! その物騒なものから手を離せ―!
あ、ここまで読んでくれてありがとうな!
俺っちは今から銀づちを正気に戻してくるぜ。
とにかく、今回も見所たくさんだから、ファンとして一緒に楽しもうぜ!
じゃあ、またな!
このお話が読めるのは第8巻! おまけのお話がついてくる特装版がおすすめです。
979円
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