【RPGツクールMV初心者講座】実際にゲームを作ってみよう!05②【自動実行編】

【RPGMV】初心者による初心者のためのゲーム制作講座ゲーム制作
【RPGMV】初心者による初心者のためのゲーム制作講座

 ゲーム制作講座も第五回目(後編)となりました。自動実行イベントとしてゲームのOPを作成していきます。
 途中からだと訳が分からないと思いますので、興味のある方は↓最初から見て行っていただけますようにお願いします。 

 ※【RPGツクールMV初心者講座】実際にゲームを作ってみよう!シリーズ
【00構成編】
【01キャラクリ編】
【02-1仕掛けとゴール編①】  【02-2仕掛けとゴール編②】
【03暗証番号編】
【04キャラ設置編】
【05-1自動実行編】

 ということで、前回が最後でもよかったのですが、講座内で作っているゲームのOP作成過程を公開していきたいと思います!

 前回にも少し過程を載せましたが、強制イベント中の画像変更のやり方は分かりましたでしょうか? 活用方法や他のやり方も多数あるはずですが、これだけでもかなりのイベントを作ることができるはずです。

ワン親方
ワン親方

そうだな。

でも逆にやりたい事、表現したいことが増えてしまったぜ。

 たしかにできることが増えると、いろいろ付け加えたくなると思いますが初めてということでなるべく抑えていくことを忘れずに。
 では、今日もやっていきましょう!
※スクショ多用気味かもしれませんので、ご了承ください。

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【RPGツクールMV初心者講座】実際にゲームを作ってみよう!05②【自動実行編】

 前回、まずはイベントストーリーの内容をざっくり決める、でこんな風になりました。

  1. 木こりが仕事をしている→木の前で作業。丸太へと変わる
  2. 森を出ようとする→待った! と大文字表示。妖精が1人現れる
  3. 木こりと妖精が接触(透過?)→斧を奪われたと文字。妖精が4人に分身
  4. 妖精が森の出入り口に木を生やして姿を消す
  5. 斧を探して脱出しようとルール説明
ワン親方
ワン親方

これの1だけ前回までやったんだよな。

 今回は2と3を詳しく解説したいと思います。

ワン親方
ワン親方

おいおいっまた次回に引き延ばすのかよ!

 いいえ、今回で完結です。
 と言いますのも、すべてやってしまうとネタバレになりますし、4と5は今までやってきたことを駆使すればできるからです。

ワン親方
ワン親方

ん~、まあそうか。
4の木を生やすとか姿消すは画像の変更でできるしな。

5に関しては文字表示させるだけだし。

 そういうことです。
 3の内容もそれで行えるのですが、過程の公開ということでさらします。

 なので当記事では文章の表示で文字を大きくしたり、キャラクターを思うとおりに動かす方法について詳しく書いて終わりとなります。

 そんなの分かってるぜ! という方は私の記事を読んでいる場合じゃないですよ! その時間と労力を創作に費やしてくださいね。

文字を大きく表示してみよう!――制御文字の使い方や他のやり方

 RPGツクールには制御文字、というものが存在します。これを打ち込むことで細かい描写が可能なのです。
 今回で言うと文字を大きくするがそれにあたります。
 他にも逆に文字を小さくする、名前の表示、を変更する、入力待ちにする、ウェイトをかける、変数を表示するなどが可能です。

ワン親方
ワン親方

おっ?

文字のサイズだけじゃなくて色もできるのか!

 セリフの中で重要なものは大きく表示したり、色を変えると分かりやすくていいですよね。
 すべての機能を載せると長くなるので今回は中でも簡単で、文字表示の幅を広げてくれる機能をいくつか紹介させていただきます。
(私がいつも制御文字の参考にさせていただいているサイトはコチラ。気になった方はぜひ)

 やり方は簡単。文字サイズやカラーを変えたい箇所の前に「(バックスラッシュ)」で始まる制御文字を入れるだけ。
本来は半角なのですが、ブログ内では表示できないため記事内では全角表示しております。

RPGツクールMV制御文字の使い方
RPGツクールMV制御文字の使い方

 

ワン親方
ワン親方

デカくなった!

\の後ろに{があるけど、これが大きくする制御文字ってやつか。

あれ? じゃあその後のは?

 はい、そこですね。
 制御文字を使うと、その後のものすべてに適用されてしまいます。もちろん、すべてと言っても、新しく文字表示させるときにまでは適用されませんけどね。
 今回だと「待った!」の後の『』までもが大きく表示されてしまい、なんだか変な感じになります。
 なのでそれを元に戻すべく、

ワン親方
ワン親方

分かったぞ!

逆効果、つまり小さくさせてるんだな?

 正解です。
 今回は文字を二つ重ねることで2段階大きくしているので、2段階小さくさせて元のサイズに戻しております。
 文字サイズはいくつか重ねることができる、というのもポイントですね。限界はありますし、画像の通り大きくしすぎると他の行の文字と被ってしまうのでプレビューで確認必須です。

 あとはカラー変更ですが、カラーは\のあとに「C」で可能です。ColorのC! 分かりやすいですね。
 このCの後に[]をつけて、その中に0-31の数字(半角)を入れることで様々な色に変えることが可能です。

RPGツクールMV制御文字の使い方②
RPGツクールMV制御文字の使い方 ②

 こちらもまた色を変えたい場所の後ではデフォルト(カラー番号は0)に戻しておきます。

 どの番号がどの色かはググると早いですが、自分で確認もできます。
 MVのデータが入っているフォルダ内に画像があり、「img/system/Window.png」というのがそれになります。

RPGツクールMVカラー番号
RPGツクールMVカラー番号

 右下の赤で囲ったところですね。
 ここの左上が0で右が1,2となっていき、0の下は8となります。

 ちなみにこのカラーはここの画像から参照されてゲームに反映されるので、当然画像をいじればカラーの変更も可能です。
 配布されている方もいたりしますし、自分が使いたい色がなくてどうしても変更したい場合は自分で変えるのも一つ。
 ちょっと微妙な色合いが多いですからねぇ。

ワン親方
ワン親方

おおおっ!

好きな色の組み合わせ出来るのはいいな。楽しくなってきたぞ。

 と、で凝りすぎてしんどくならないようにご注意くださいね。

 他にも制御文字はたくさんあり、それを使いこなせるとまた変わってきますが最初はビジュアルとして分かりやすいサイズ・カラー変更で慣れてみると良いと思います。
 そうして使っていると、自然と他のも使いこなせるようになっているでしょう。

キャラクターの上をキャラクターが通り過ぎていく!――すり抜けについて。

 今回は妖精がプレイヤーの斧(アイテム)を奪っていく描写があります。それをただ単に近づいてきて「とられた」という文字表示でもいいのですが、妖精がそのままプレイヤーを通り過ぎていくようにすることでそれっぽさを出してみようと思います。

 やり方はとっても簡単です。
 すり抜けをONにするだけ!

RPGツクールMVすり抜け方法①

 OP用の妖精を今回は使っておりまして、OP以外では登場しないためここのオプションにてすり抜けをONにしました。
 他にも、「移動ルート設定」にてONにすることも可能です。

 RPGツクールMVすり抜け方法②
RPGツクールMVすり抜け方法②
ワン親方
ワン親方

ほわぁっ!

妖精が木こりの上を通り過ぎて行ったぞ!

 これを上手く使えると、ゲームにも幅が出ますね。幽霊の描写とかも可能になりますし、隠し通路などもできそうです。

 注意点としては、ON・OFFの切り替えでしょうか。

 今回はOPのみに登場するので気にしなくてもいいのですが、OP以外でもずっと表示されているキャラクターで幽霊でもないのに通り過ぎてしまえるキャラにならないようにしてください。

 空気キャラは……可哀そうですから。

最後に

 ということで長々と続きましたゲーム制作講座はこれにて終了です。

 OPが出来たら、EDも同じですからね。

ワン親方
ワン親方

ん~でも、OPは無条件で始まるけど、

EDは条件達成しないと始まらないぞ?

 そうですね。ですが、OPは終ったら「OPが終わった」という条件で「何もないイベント」に切り替わります。
 EDは逆で、「ED条件を達成する」までは「何もないイベント」が発動しているだけです。

 全く違うようで、やっていることは同じなのですね。

 まだまだ説明できていないことは多いのですが、ここまで読んで実行していただけたなら簡単なゲームは作れるはずです。

ワン親方
ワン親方

たしかにな。

あとは各妖精のイベントつくって、斧をゲットすればいい。

文章表示と画像変更、宝箱の作成、条件分岐を駆使すれば

できそうだぜ!

 ゲーム作りって大変なイメージがあって、実際作りこみ始めると大変な手間がかかります。

 でも同時に楽しさも有りますし、気軽に作ることができるツールや素材配布サイトも豊富にあり、一昔前のプログラミングから学ぶ必要もありません。

 そして一度完成させてみて思うのです。

 面白いゲームを作ってくれている人たちって、すごいんだなぁ。ありがたいなぁっ。

 今度は別の目線でゲームを楽しめるようになるので、たとえ完成できなくても興味があるなら一度挑戦してみるのも良いと思います。
 できればゲーム制作仲間として切磋琢磨できたらと思いますが「私には作れない! けど、その分目一杯ゲーム楽しむ!」というのも一つの道です。

 これからも一緒にゲームを楽しんでいきましょう! それではまた!

ワン親方
ワン親方

講座内で作ったゲームは来月には公開予定だ。

その時はプレイしてくれよな。

じゃあ、またな!

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