最近ボケっとしているといつのまにかツイッターを開いている銀づちです。いやー、ツイッターは時間泥棒ですね。
今回はタイトル通り、ツイッターを始めとしたソーシャルメディアについての話です。
- ソーシャルメディアってつまりネット社会でしょ?
文章力(術)なんて必要ないよ。 - 文章力には自信がある。
けどソーシャルメディアでは上手くいかない。これは今の世代に文章力がないせいだ! - そもそも文章打つの苦手だから私は見る専門で良いや。
この疑問の内、1と2は何を隠そう私です!
お前さんの話かよ!
そうなのです。
こう見えて、実は一時ライターとして働いていたので文章力には、まあ、すごくとはいかなくてもある程度は自信がありました。
でもソーシャルメディアでは鳴かず飛ばず……それを周囲のせいだと思い込もうとしていましたね。その方が楽だったからです。
でもそうじゃないのだと教えてくれたのが今回まとめていく書籍、『ソーシャルメディア文章術』(著:樺沢紫苑)というわけです。
3の見る専門で良いや、の方にはソーシャルメディアのもっとすごい楽しみ方、を知っていただければと思います。
これら3つの問題を解決するため、本の中からこちらをピックアップし、前後編に分かれてお届け!
- ソーシャルメディアの7大原則――ソーシャルメディアとは何か(基礎編)
- 3種のライティング――共感、交流、伝達(ライティング編)
まずソーシャルメディアとは何かを学び、それから後編で書き方となります。
が、「手っ取り早く書き方を知りたい!」方は後日公開予定のライティング編をお楽しみに。
※追記:11/20公開しました!>>【要約】ソーシャルメディア文章術~ライティング編~
とにかく堅苦しく考えず、楽しく記事を読んでいただければと思います。
では、今日も元気よくやっていきましょう!
【要約】ソーシャルメディア文章術~基本編~
ではまず、冒頭にあげた疑問に1つずつ簡単に答えていきましょう。
Q1ソーシャルメディアで文章力は必要ない?
A むしろ必要。
なぜかというと、インターネットの世界はテキストで出来ているからです。
今は分からないこと、知りたい事をすぐに検索できる世界ですが、その検索結果は『テキスト』表記です。
たとえ求めているモノが音楽だろうと動画だろうと、検索結果は文字なのです。
検索結果として表示された文章が魅力的でなければコンテンツとして成功しません。
Q2文章力があるのにソーシャルメディアで評価されないのは○○のせいだ
A 上手くいかない原因は別にある
そもそもソーシャルメディアには基本、上手な文章は求められていません。
小説に求められている文章力とソーシャルメディアで求められているものの違い、これを理解することから始めましょう。
つまり原因は『ソーシャルメディア』というモノへの理解不足です。
Q3文章が苦手だと投稿できない?
A 文章下手でも問題なし
2でも述べましたが文章が上手か下手かはソーシャルメディアでは関係ありません。
詳細はまた後程述べますが、大切なのは『伝わる』こと。
もちろん見る専門で貫くのもそれはそれで良いと思いますが、ソーシャルメディアをなぜ見ているのか。その理由をしっかりと見つめ直してみると、発信した方がよりソーシャルメディアを楽しめるかもしれません。
たしかに!
そう言われると納得できる気がするな!
よしっ、ソーシャルメディアについて教えてくれ
では、まずはソーシャルメディアとは何かを学んでいきましょう。
ソーシャルメディアとは何か――ソーシャルメディアの7大原則
ソーシャルメディアの定義は人によって様々ですが、著者は「ユーザー参加型のメディア」と表現されています。
中でも交流に重きを置いているのが『SNS』です。
7大原則とはSNSだけでなくブログやメルマガにも通じるもので、コチラになります。
- ソーシャルメディアは『社会』である――最低限の『ルール』がある
- ソーシャルメディアは『ガラス張り』である――良くも悪くもごまかせない
- ソーシャルメディアのユーザーの目的は『情報収集』と『交流』である――物が売れない理由
- ソーシャルメディアは最高の『ブランディング・ツール』である――凄いと思わせるのが鍵
- ソーシャルメディアで最も重要な感情は『共感』である――共感で心を動かす
- ソーシャルメディアは『拡散力』が強い――両刃の剣である
- ソーシャルメディアの目的は『信頼を得る事』――広い意味でのブランディング
うぁ、でも7つもあるのか。
安心してください。
ざっくりと簡単に解説します。リストの分かりにくいところだけでも構いませんので肩の力を抜いてお進みください。
ソーシャルメディアは『社会』である――最低限の『ルール』がある
勘違いされている方が多いですが、ソーシャルメディアは鍵付きにでもしない限り、オープンな場所です。
例として思い浮かべやすいのは、不特定多数の方が行き来する『公園』や『図書館』でしょうか。
普段は各々が各々で雑談したり本を読んだり、ただ散歩したりと互いに干渉し合いません。
ですが「突然裸になる」と、当然誰かはそれを見ていて通報するでしょう。
たしかに公園で裸の奴いたら通報するけどよ。
ソーシャルメディアってもっと身内だけのものじゃねーの?
そこですね! とっても重要です。
ソーシャルメディアを『身内だけのモノ』『自宅のようなモノ』という認識でいると軽い気持ちでつぶやいたことで炎上、なんてことになってしまいます。
鍵をつけて身内以外に見れないようにしているならともかく、そうでないのならば「普段は反応がなかったとしても『誰かが必ず』あなたを見ている場所」であることを認識しておかなければなりません。
知らなかったぜ。
ソーシャルメディアってそんな怖いモノだったのかあああんっ
と、脅しておいてなんですが現実世界でのルールを守れていれば問題ありません。
つまり結局「社会人として責任ある、節度ある振る舞いをしましょう!」という当たり前のことです。
でもこれが本質ですので、忘れないようにしましょう。
ソーシャルメディアは『ガラス張り』である――良くも悪くもごまかせない
ソーシャルメディアは一部を除き匿名で利用できます。そのためどんなことでも書き込んだらいい、と思われる方も多いでしょう。
ですが先ほども述べましたが、ソーシャルメディアは現実世界と同じオープンな場所です。
仮面で顔を隠しているからと裸になったり、大声で叫んだり、誰かに嫌がらせをすれば当然みんなから嫌がられます。
仮面で隠しているからこそするということは、それがその人の本質である、と周囲に知らしめることになります。
逆に言うと「顔を隠しているにもかかわらず」誰かの手助けをしていたり、明るい話題で周囲を和ませている人は、プラスに思ってもらえます。
良い部分も悪い部分も透けて見える。そのことは念頭に置いておきましょう。
ソーシャルメディアのユーザーの目的は『情報収集』と『交流』である――物が売れない理由
著者が読者にアンケートを取って分かったのは、ソーシャルメディアを使うユーザーの目的が 『情報収集』と『交流』 であるということです。
目的がその二つ……ハッ!
つまり商品を購入する目的じゃないから売れないのか。
現実世界で友達を作る際、何かと商品を売りつけてくる人と友達になろうとはしません。
ソーシャルメディアで成功しようとしたら、『情報発信』と『活発な交流』が肝になってくるわけです。
あれ?
でもソーシャルメディアって事業に使えるって聞いたぞ?
それもまた事実ですが、活用方法が違うのです。
どうやって活用するのか……それは『ブランディング・ツール』として、です。
ソーシャルメディアは最高の『ブランディング・ツール』である――スゴいと思わせるのが鍵
何でぇっ?
そのブランなんちゃらってのは
ブランディングとは、ブランドを形作る。構成することを言います。
著者はこれを「読者にスゴいと思わせる事」という表現を用いています。分かりやすいですね。
凄いと思わせるのはいいことだな。
……でもそれが何なんだ?
徹底した情報出し、発信によってスゴい・面白い・ためになると読者に思ってもらえるようになる。
それは言い変えると『信頼の積み上げ』です。
個人でもそうですし、企業や団体でもそうです。
- 信頼しているあの人がおすすめしている商品なら買う!
- この商品、あの会社が作っているのなら安心だ。
- あの団体がイベントやってるんだって。絶対楽しいから参加しよう。
信頼が積みあがることでこのように思ってもらえたら?
ビジネスにソーシャルメディアを活用すべきだと言われる理由は分かりますよね。
でも俺っち、ツイッターはビジネス関係なく使いてぇなぁ。
それが今、ビジネスをしているしていない関係なく必要になっています。
アメリカの企業ではソーシャルメディアのフォロワー数で採用が決まったり、ソーシャルメディアの発言が原因で不採用になったり、もしくはそこで友人や恋人を見つけたり……そんなことが当たり前になってきているのです。
日本はアメリカの後を追っています。
ソーシャルメディアを上手く活用できないと友人も恋人も作りにくい時代が、すぐそこに迫っているかもしれません。
自分をブランディングできるようになっておいて損はないでしょう。
ソーシャルメディアで最も重要な感情は『共感』である――共感で心を動かす
ソーシャルメディアで最も大切なものはなんでしょう?
そりゃもちろん上手な文章だろ!
だからこの本で学ぶんだしな。
残念ながら違います。
最も大切なのは『共感』です。
ユーザーがソーシャルメディアに求めていることは『情報』と『交流』です。
それらを手にするのに必要なのは「上手な文章」でしょうか?
なるほどなと納得する。
そうそうっまさしくそれ! と同意を得る。
それを得る事ができるなら、文章の上手下手は関係ないのです。
ソーシャルメディアは『拡散力』が強い――両刃の剣である
ソーシャルメディアにはメリットがたくさんありますが、同時に扱い方を間違えると『炎上』と呼ばれる現象が起きて、心にダメージを負う可能性があります。
そうなんだよなぁ。
それがこえーんだあ、うああんっ
基本、普通の社会のルールを守っていればそうそうないと思いますが、だからこそソーシャルメディアについて学び、正しいライティングを一緒に勉強しましょう。
ソーシャルメディアの目的は『信頼を得る事』――広い意味でのブランディング
原則4でもありましたが、ソーシャルメディアはブランディングツールです。信頼を積み上げていくための道具にすぎません。
仕事に使うにしろ、情報収集にしろ、交流するにしろ。
信頼がないと仕事に応用できませんし、信頼関係がないと回ってこない情報もあるでしょうし、信頼できない人と交流はしたくないですよね。
だから根っこの目的は信頼を得ることだ、というのですね。
私はただ交流しているだけ。私はビジネスに使っているだけ。
そう思って根源の目的を忘れてしまわないようにしましょう。
まとめ~基本編~
ソーシャルメディアとは何か。
著者の定義ではユーザー参加型のメディア。特に交流をメインとするのがSNS。
- ソーシャルメディアは『社会』である――最低限の『ルール』がある
- ソーシャルメディアは『ガラス張り』である――良くも悪くもごまかせない
- ソーシャルメディアのユーザーの目的は『情報収集』と『交流』である――物が売れない理由
- ソーシャルメディアは最高の『ブランディング・ツール』である――凄いと思わせるのが鍵
- ソーシャルメディアで最も重要な感情は『共感』である――共感で心を動かす
- ソーシャルメディアは『拡散力』が強い――両刃の剣である
- ソーシャルメディアの目的は『信頼を得る事』――広い意味でのブランディング
ということでまず、ソーシャルメディアとは何かを学びましたがいかがでしたか?
炎上する怖いイメージが強かったが、
結局使い方次第って感じか。
あくまでツール、道具でしかありませんからね。
本質を知ることによって恐怖は薄まりますし、そこを理解したうえで使っていくことで自己防衛にもつながるでしょう。
もちろん防衛だけでなく、自分にとって利益のあることへと結びつけることも可能です。
では、後編(>>【要約】ソーシャルメディア文章術~ライティング編~)で実際のライティングについてみていきましょう。今回は少し疲れたでしょうし、復習しつつお待ちください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
おつかれさん!
またな!
今回、要約させていただいた書籍
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