ほっこり話1「押しボタンダッシュの男の子」

子どもたち 日常
Photo by Robert Collins on Unsplash

最近は気合の入った(?)記事が多かったので、少し息抜きに書けて読めるものをあげさせていただきます。

たまにはこんなのもどうでしょう。

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押しボタンダッシュの男の子

子どもたち
Photo by Ben Wicks on Unsplash

出勤中の出来事だ。

歩道を歩いていると、視線の先で小さな影が動くのが見えた。

何ごとかと見やれば幼稚園の制服を着た男の子だった。私の死角から飛び出てた男の子は、そこに立っていた電柱に何かして、すぐまた壁の向こうへと姿を消した。

(一体何をしてるんだろう)

首を傾げたのもつかの間、今度は視界の中で色が変わる箇所があって納得した。信号があったのだ。

(ああ、そういえばここの信号は押しボタンだったっけ……あれ?)

男の子が何かした電柱には信号のボタンがあった。ひとまず理解し、また疑問がわく。

道路を渡りたかったのであれば、そのまま電柱の傍で待てばいいのに男の子の姿は見えない。

私は「ピンポンダッシュ」が頭をよぎった。

他人様のチャイムを鳴らしてからダッシュして逃げるというものだが、それと同じで信号を押すだけ押して逃げたのでは、と。

信号が変わり、歩行者が渡れるようになった。

私が「そんなイタズラが出てきたのかぁ」と納得しかけている中、一台の自転車が道路を渡っていった。

女性が運転するその自転車には、あの男の子がちょこんと座っていた。

私は思わず笑って、心の中で男の子に謝った。

(走って姿を消した時、どこか嬉しそうに見えたのはお母さんに褒めてもらえるからか)

距離が離れていたので会話などは聞こえていないが、そのようなことを考えた。

これは、勝手な思い込みで幼い子にあらぬ疑いをかけてしまったという失敗談。

だけど、良いものを見たという気持ちになれた、そんな出来事。

日常
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