- 自信を身につけたい
- 自己肯定感を上げたい
という方は大勢いらっしゃると思います。私もその一人です。
でもここで一つ疑問が浮かびます。
んー、そもそも「自信」とか「自己肯定感」ってなんなんだろうな?
さすが親方! そうなんです。まさしくそこです。「自信や肯定感って何?」なのです。
一応調べてみると
【自信】 自分の価値・能力を信じる。自己を信頼する心。 【自己肯定感】 自分を肯定できる感覚。 ※【自信】はグーグル検索。【自己肯定感】はページ下部の書籍より。
ということのようです。
これを聞いてどう思われましたか?
え?
まあ、フーンって感じだな。
分かったような分からないような、ですね。なぜなら、「じゃあ自分って何?」が分からないとそれを信じようがないし、肯定することもできません。
よく分からないけどソレ信じて(肯定して)みる、なんてならないですよね?
自信がある、自己肯定感が高い、というのは「自分が何かしっかりと分かっている状態」を前提としているのです。
なので今回は以下の状態に陥っている『自分』ってどういう人なのか、を考えてみたいと思います。
- 他の人と比較して落ち込む自分
- できなくて凹む自分
ちなみにそんなことを語る私は「元・ひきこもり」で数年間引きこもっておりました。
皆さんと一緒に自信とは何かについて考え、共に自信を身につけたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いします。
自分って何?
- 他の人と比較して落ち込む自分
- できなくて凹む自分
と、2つの例をあげましたが……「他の人と比較・他者の目を気にしている」という点で共通しているのかなと考えています。
どういうことだ?
できなくて凹むのは、出来る人がいるから、ではないでしょうか?
もちろん、全員が100%これに当てはまるわけではないと思いますが、心当たりのある方はいらっしゃると思います。
そして「自信をつける」「自己肯定感を上げる」系の本には「他人軸ではなく自分軸で生きよう!」と書いてあります。
実際そうだなとは思いますが、
結局「自分」か!
そうなんですよ。ここでも「自分」という言葉が出てきます。自分というものが分かっていなければ、軸を持ちようがありません。
あと、何かと比較してしまう人への助言として「誰かと比較する必要ない」というのがあります。
その言葉を受けて「そうか! 心が軽くなった」と思えたらいいですが、すぐにそんな切り替えができる方は少ないと思います。そもそもそれができたら苦労はしませんし、比較してしまうこと自体に凹んでしまっていたりするわけです。
それに……比較って悪なのだろうか? とも思います。
誰かと比較する、誰かを気にするのって悪いこと?
かけっこで一番になるのも、他の人の足の速さと比較しているわけです。でもそれを
「他の子を置いて一番になるなんてけしからん!」
と叱りますか?
むしろ「よく頑張ったな!」って褒めてやりたいぜ。
ですね。私も褒めたいです。
また、他の人たちが見ている、期待しているから責任を持って頑張る事。このことも決して悪いことではないでしょう。
たしかになぁ。
あれ? じゃあなんで「誰かと比較して凹む」んだ?
そこです。そこがまさしく自分が分かっていないから、なんです。
一つずつ考えていきましょう!
他の人と比較して落ち込む自分ってどういう人?
他の人と落ち込むってことは、比べた先の人は「凄い人」ってことですよね?
当たり前だあああっ!
凄いから凹むんだよおおお。
親方、ちなみにあなたが凄いと思う人の凄いところを言ってみてください。
え? んーと、そうだな。
「手先が器用だし、真面目だし、人当たりもいいし……それに友達も多くて……」
ほおほお……親方、凄いじゃないですか。
な、なにがだよ!
つまり親方は「誰かの凄いところ、良いところを見つけられる」上に「凄いところを認められる」わけです。
これってね。このことそのものが「凄い」ことなんですよ。
ええっ!
いや、こんなの当たり前のことだろ?
親方にとっての「その当たり前」ができない人って多くいます。
周囲にこういう方いませんか?
- 他人の悪いところばかり見つけてはつつく人
- 嫉妬して他人の足を引っ張ろうとする人
(あっ)
私は「人の良いところを見つけて、認められる人」の方が好きですし、そんな人が「凄い」と思います。
で、でもよ!
凹むのは凹むんだぜ?
それは次に関係していると思います。
できなくて凹む自分ってどういうこと?
あの人にはできて、私にはできない。だから私はダメなんだ。
そうそう!
そんな風に凹んでしまうんだぜ!
じゃあ「なぜ」できなくて凹むのか、考えましょう。
- 理想(目標、期待値)が高い
- 自己理解に優れている
- 責任感が強い
①は自分はもっとできるはずだ!
って過剰に期待してるってことか?
俺っちそんな恥ずかしいことは……。
待ってください! 恥ずかしいことじゃないですよ!
① 理想(目標、期待値)が高い
これはつまり「向上心がある」ってことです。もっと前に進める、もっと上に行ける、もっと……。
これ、いろんなことは今置いて、とにかく文字だけで見てください。……すごくないです?
で、でも結局できなくて凹むんだぜ?
それはおそらく「自分はもっと前に進める、と思っている自分に気づいていない」から、があると思います。
気づくことが出来たら「前に進みたいのか。なら、どうやって進めばいいだろう」と冷静に考えていける力をもっているはずです。だって、あなたは素晴らしい向上心を持っているのだから。
② 自己理解に優れている
どういうことか、というと目標を敢えて高くすることで「達成できなかったけど、目標に向かって頑張ったよな」と達成できなかった時に自分が落ち込まないようにしている場合があります。
なんだとおっ?
俺っちのことを馬鹿にしてるのかっ?
違います。
落ち着いてください。冷静に考えて欲しいのです。どうして「わざと達成できない目標を立てて自分を守る」のか。
そりゃ凹むからだろ?
そうですね。凹んでしまうからです。これは言い換えると、「その目標に失敗すると凹むということを理解している」わけです。
たしかにそうだけどよ、そんなの屁理屈だ!
と思われるかもしれませんが、自分のことを把握しているからこそ「達成できない度合い」が分かるんですよ。
私はね、これってとても「凄いこと」だと思うんです。
だって考えて下さい。わざと達成できないことを目標にして自分を守る。これね……周囲の人たちを傷つけないんですよ。
結果として自信が身につかなくてご自身を傷つけることになって、もしかしたらその姿を見た家族や友人の方が苦しむことはあるかもしれませんが、周囲の人を貶めて自分の地位や居場所を守ろう、とは思っていないのです。
つまり「自分のことをしっかり把握していて優しい凄い人」なのです。
でも、そんな自分を把握していないから、そのすごさが理解できなくて凹むんです。
③責任感が強い
出来ると周囲に思われていたことができない。期待されているのにできない。もう何年も務めているのにできない。
うおおおん、その通りだぜえええ!
周囲からの期待に応えようとしているわけです。
何年も務めているのにできない、というのも何年も務めているからできると期待されているわけですからね。
ここから分かるのは、あなたがとても真面目で責任感があり、周囲の人たちの期待に応えようと一生懸命……あれ? 悪いことですか?
むしろとても好ましくて「素晴らしい」人のように思えます。
でもおお、でもよおおお。
親方、あなたの周囲に「真面目で責任感があって、周囲の期待に応えようと一生懸命」な人はいませんか?
ん?
それならいるぜ! 新人なんだが頑張っててな……まあ、失敗も多いんだが。
その人のこと、どう思いますか? その人の失敗についてどう思いますか? 今、仕事ができる出来ないはとにかく頭から置いてください。
そうだな、いいやつだ。
失敗してるけど、ちょっとずつ上手になってくれたらいいな……って、あ!
そういうことです。
まとめ
【自信とは何か?】
自分自身をしっかりと知り、理解していた上で自分の価値・能力を信じる心。
【こんな自分はどんな人?】
- 他の人と比較して落ち込む自分――他の人の良いところを見つけて認められ、相手を貶めようとしない人
- できなくて凹む自分――向上心があり、周囲の期待に応えようと一生懸命頑張る優しい人
別の視点で見てみると、素晴らしいところが見えてきます。
でも実際仕事できないことが多くてなぁ。
まず、仕事が出来る・出来ないと、人間性をいったん切り離して考えてください。
そして「自分(あなた)は凄い人」というのをとにかく知ってください。
仕事ができないのは、あなたの得意と仕事が合っていない。もしくは自分にはできないという思い込みが視野(やり方の選択肢)を狭くしているだけかもしれません。
ということで今回はここまで。お読みいただきありがとうございました。では!
またな!
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