快適読書に必要なのはスマホだけ?電子書籍リーダーはいらないのか

その他
快適な読書時間の増やし方

 電子書籍というものが一般化し、電車やバスの中でスマホや電子書籍リーダーなどで本を読まれている方をよく見かけるようになりました。

 実際の紙で読まれている方が少なくなった印象があります。

ワン親方
ワン親方

俺っちもスマホで漫画読むぜ!

手軽でいいよな

 そうですね。私もスマホで読書したりもします。

 ですが、電子書籍リーダーも購入して使っています。時と場合によって使い分けているわけです。

ワン親方
ワン親方

え?

わざわざ? なんでまた……

 それはより快適な読書時間を過ごすため、です。

 ということで、本記事では私が実際に両方を使い始めて感じた

  • 快適な読書時間に必要な条件
  • 電子書籍リーダーの良いところ+悪いところ
  • スマホ読書の良いところ+悪いところ
  • 電子書籍リーダーとスマホの使い分けのすすめ

 についてまとめております。

 電子書籍リーダーが気になっているけど、わざわざ買う必要あるのか、悩んでいらっしゃる方はぜひ最後までお付き合いください。

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快適な読書――不快な読書とは何か

 まずここですが、読書をしていてしんどいと思う時ってどういう時だと思いますか?

ワン親方
ワン親方

そうだなぁ。

難しい本を読んでいる時、とか?

 そうですね。たしかに難しく、理解できない本を読み続けるのは苦痛です。

 ですが自分が『読んでいて楽しい!』と思う本でもしんどく感じることってないでしょうか?

ワン親方
ワン親方

肩がこるぜ!

あと目が疲れる

 姿勢が固まってしまいますし、目も動かしますのでどうしても疲れてしまいます。

 つまりこれは『不快な読書時間』ということになりますね。

ワン親方
ワン親方

え?

まあ……そう言われればそうかな?

 他にもいくつか足して『快な読書時間』をまとめてみますと、こんな感じです。

  1. 肩(身体)がこる
  2. 目が疲れる(眠れなくなる*1)
  3. 重たい・荷物が増える(紙の本or電子書籍リーダーor電子書籍端末)
  4. 集中できない
  5. 読みたい時に読めない(*2)

*1ここではブルーライトによる睡眠への影響・もしくは睡眠への不安を意味しています。
*2持ち運ばなければ読めない。もしくは充電がない、など。

 つまりこれらを解決することによって『適な読書時間』が得られる、ということです。

ワン親方
ワン親方

たしかにそうだけどよ。

3はスマホで読むとして、他は解決できないだろ?

 たしかにまったくしんどくならない、というのは不可能です。

 ですが、電子書籍リーダーとスマホ読書を使い分けることでより快適な読書時間を増やすことは可能です。

 電子書籍リーダーでの読書とスマホでの読書……それぞれについて確認していきましょう。

電子書籍リーダーの良いところ

 親方は電子書籍リーダーをおすすめしていたり紹介されているサイトを訪れたことはありますか?

ワン親方
ワン親方

ないなぁ。

あまり興味なかったし

 私は購入する際にそういったサイトにお邪魔させていただいてどの機種にしようかと考えて、今のものを購入させていただきました。
 で、どちらのサイトでも電子書籍リーダーの良いところについてもちろん書かれているわけですが、ほぼどのサイトでもメリットとしてあげられているのが以下の点です。

  1. 軽くて持ちやすい
  2. 容量を気にしなくて良い
  3. 目に優しい(ブルーライトをほとんど発しない)
  4. 充電が長く持つ
  5. 読書に集中できる

 1つずつ、解説していきます。

軽くて持ちやすい

 軽くて持ちやすい、はまず単純に身体のしんどさを軽減してくれますね。

ワン親方
ワン親方

スマホも小さい割に重いからなぁ

 そうですね。電子書籍リーダーには様々な大きさがありますが、画面が大きい割に軽いですしね。書籍に特化している分、構造が簡単になって軽くできるんでしょう。

 そして読むことに特化している分、より読みやすいサイズや構造になっていたりもしますので、そういう意味でも体の負担は軽減できるでしょう。

 また、軽いということは持ち運びもしやすいですから、でかけ先でも読むことが可能です。

容量を気にしなくて良い

 外に出かける際にはスマホにプラスして持つので若干荷物にはなりますが、スマホの容量がいっぱいだ、という方は電子書籍リーダーに全部入れてしまうとスマホがより使いやすくなりますね。

 電子書籍リーダーは書籍以外を中に入れることができない分、大容量です。ダウンロードを予めしておけば、『その時に』読みたいものを『いつでも』読めますし、そんなに重たくなくて持ち運びに困らないのは助かりますね。

目に優しい(ブルーライトをほとんど発しない)

 ブルーライトがあまり目に良くない、というのは誰しも聞いたことがありますよね。

ワン親方
ワン親方

俺っち、ブルーライトカットのメガネ持ってるぜ!

 お、いいですね。

 ですがこのブルーライトは自然光にも含まれています。なので単純に体に悪いわけではないんです。
 ブルーライトはとてもエネルギーの強い、朝の光、なんです。

 ちなみにブルーライトについて詳しく知りたい方は『ブルーライト研究会』さんというサイトが分かりやすかったので、そちらをご覧ください。
(参照:ブルーライトとは-睡眠への影響【ブルーライト研究会】)

 とにかくですね。このお昼の光を浴びることによって脳や体が「あっ、今は朝なのか。起きなきゃ」と勘違いするのが問題なんです。
 しっかり寝ているようでも睡眠の質がさがると言われていたりします。

 つまりスマホでの読書はブルーライトを浴びることになってしまいますので、寝る前にスマホでの読書は睡眠の質に影響するのであまりよくない、ということになります。

ワン親方
ワン親方

でも寝る前も読みたい時あるんだが

 そこで登場するのが『電子書籍リーダー』というわけです!

 電子書籍リーダーは画面の構造がスマホとは違うため、ブルーライトがあまり出ないのが特徴です。
 まったく出ないわけではないですし、機種によっても異なってきますが、それでもスマホよりも少なく、目に優しいのは間違いありません。

 もちろん紙の本を読めばブルーライトは関係ない、という話ではありますが今回は電子書籍についできお話なのではぶきますね。
 紙の本は紙の本で魅力があって個人的には好きですが。

 ブルーライトがあまり出ておらず、目に優しくて目が疲れにくい、という利点は……つまり『今は夜だからブルーライトを浴びないためにも読まない方がいい』というストレスを軽減してくれます。

ワン親方
ワン親方

そっか。睡眠への悪影響を軽くできるのか

 読みたい時に読むとやはり楽しいですし、頭に入ってきますからね。

充電が長く持つ

 スマホの充電はすぐに切れてしまいます。様々な機能があるので仕方ないことではあります。

 逆に電子書籍リーダーは本をダウンロードして本を読む、という事以外はできません。ですがその分、他のことに電池を使わないので非常に長く充電が持ちます。

「この待ち時間、暇だし本を読みたいけど……スマホの充電が切れそうなんだよなぁ」

 そんな充電切れの不安を考えることなく、暇な時間があれば本を読むことができます。

 充電が長すぎて充電を忘れてしまって電池切れで読めない、ということもありますが、少なくともスマホより充電切れについて気にすることは少ないでしょう。

ワン親方
ワン親方

お前さん……さては、電子書籍リーダーの充電忘れたことあるな?

 ギクッ!
 さ、さてどうでしょうね。そんなことより次にいきましょう!

読書に集中できる

 スマホは便利です。
 こんなことしたいなぁっと思った時にアプリを探してインストールすれば大抵のやりたいことが叶います。

 ですが便利でいろんなことができる反面、集中力が乱れやすいというのがあります。

 たとえば読書中にLINEやTwitterなどのSNSの通知が来る。ゲームがしたくなってスマホのゲームをする。

ワン親方
ワン親方

なんだよ!

ゲームしちゃ悪いのか?

 悪くはないです。
 ただ、読書に集中したい……という願望を叶える上でスマホの様々なことが「できてしまう」のは欠点となってしまう、という話です。

 ですが電子書籍リーダーなら、他の機能がありませんので「読書する」という目的をより深く達成できます。

 より質の高い読書をするのにはやはり集中できる環境というのは大切ですからね。

電子書籍リーダーの悪いところ

 良い点ばかりを述べてきましたが、当然ながら欠点もあります。

  • 電子書籍リーダーの購入費用がかかる
  • スマホとは別に持つため荷物になる
  • カラー表示できない機種が多い
ワン親方
ワン親方

あー、うん、まあ。

これは納得と言うか。

 一応見ていきましょうか。

電子書籍リーダーの購入費用がかかる(数千円から数万円)

 スマホとは別で購入するため、どうしても初期費用はかかります。

 Amazonのkindle、楽天のkoboをそれぞれのショップで正規購入すると、安いモデルで1万円程度はかかります。

 他にも型落ちだったり新品ではないものだと数千円でも手に入るようです。

 私は当時2万円した『楽天kobo Libra H2O』を購入しました。どうしてもページめくりボタンが欲しくて、その機能がついていたのが当時はこれだけだったからです。


Kobo Libra 2(ブラック)

 今はH2Oの後継機になっていますね。ちょっとお高かったですが、今では満足しています。

ワン親方
ワン親方

満足なら良いが、でも初期費用かかるのは難点だな!

 持っていない方にとってはそこがネックになるでしょうね。

スマホとは別に持つため荷物になる

 スマホで電子書籍を読むならばスマホだけですみますが、そこに電子書籍リーダーも持ち運ぶとなると荷物が増えます。軽いしそう大きくないとは言え、荷物は荷物です。

ワン親方
ワン親方

でも複数の本を持ち歩くよりは現実的だな

 私も基本は気になりませんが、本当に手軽にでかけたい時は荷物になるなぁっと思って置いていく時もありますね。

カラー表示できない機種が多い

 電子書籍リーダーは基本白黒、と考えていただいたほうが良いですね。

 なのでカラーの漫画や色使いによってわかりやすくしている解説書なども白黒になってしまいます。

 もちろんそれでも読むことは可能ですが、とてももったいない感じはしてしまいますね。

 それにカラー前提で書かれているため、白黒になるとわかりにくくなる本もありました。図とかがわかりやすいなぁっと思って購入した本があったのですが、白黒になった途端に分かりにくくなってしまい、失敗したなぁと思いました。

 本の種類によっては向き不向きがある、という感じですね。

スマホ読書の良いところ

 では、スマホでの読書はどうでしょうか。

  1. どこでも読める
  2. 荷物にならない・取り出しやすい
  3. 追加費用がかからない
  4. カラーで読める

どこでも読める

ワン親方
ワン親方

どこでも読めるって電子書籍リーダーと同じじゃね?

 そうですが、一つの違いは出かける際にはスマホを必ず持ち歩く人がほとんどだ、ということです。。

 スマホは下手すると電子書籍リーダーより小さいですし……何よりも、現代人にとってはなくてはならないツール。
 
 なのでどこでも読むことができますね。

 ……ちなみに私の祖母はスマホは常に家に置きっぱなしで、自分が電話を掛けたいときだけスマホ使ってますが。

ワン親方
ワン親方

……意味あんのか、それ?

 さあ? どうなんでしょうね? 本人はソレで満足しているみたいです。

荷物にならない・取り出しやすい

 まあ、そんな私の祖母のことはさておき、常に持ち歩くということは電子書籍リーダーとは違って荷物になることはありません。

 ポケットに突っ込んでおけば、それだけででかけ先でも簡単に読書できてしまいます

ワン親方
ワン親方

ふとした待ち時間ができた時に助かるぜ!

 ですね!
 バスや電車内、病院などの待ち時間……そんな5分間だけでもすぐに本を読めちゃうのは良いですよね。

 電子書籍リーダーだと、わざわざカバンの中から出さないとですけど、スマホならもっと取り出しやすいところにあることが多いでしょうし。

追加費用がかからない

 また、わざわざ電子書籍を読むために1台追加購入する必要はなく、持っているスマホで読めてしまいます。

 もちろん、書籍を購入するのにはお金がかかりますけどね。端末にお金がかからないのは大きなメリットでしょう。

カラーで読める

 で、当然ながらカラーにも対応していますのでカラーの本はその美しさのまま読むことができます。スマホは画質もいいですから、本当にきれいですよね。

ワン親方
ワン親方

カラーの漫画も増えてきたしな!

あれいいんだよなぁ

 漫画は白黒でも十分伝わるんですけれど、カラーだとより雰囲気が出ていいですよね。

 他にも多くの色が使われていなくてもやはりきれいな色合いだなぁって思える書籍はたくさんあるので、視覚からも楽しめるのは大きなメリットですね。

スマホ読書の悪いところ

 と、スマホもまた便利で色鮮やかなキレイな画面で読める、という快適さはありますが、逆もまた存在します。

  • 目が疲れやすい
  • 充電の心配がある
  • 集中しにくい
  • 画面が小さい

 カラーで画質もいいスマホですが、同時にブルーライトが目に優しくありませんし、睡眠への悪影響も考えられます。

 なので夜寝る前に読書するにはスマホは向いていません

 いろいろな機能がついているため、充電切れする可能性が高いです。
 いつ充電が切れるかわからない状態ではのんびり読書とは行きませんし、でかけ先で「あともう少しで充電切れるけど、読書して使い切ろう!」とはなりませんよね。

 どこでも本を読めるスマホですが、こうなるとどこでも気軽に読める状態ではないですね。

 また最初にも述べましたが、様々な機能がついている故に集中が乱れやすいのもあります。

 そして電子書籍リーダーよりも画面が小さめです。拡大できるとは言え、拡大しすぎると画面が小さいので読むのが大変です。

スマホと電子書籍リーダーを使い分ける

 と、長々とやってきましたがそれぞれに長所短所があるのであれば、それを補い合うことができるということです。

 荷物を増やしたくないのならば、外に出かける時はスマホで読書する。
 充電切れを起こしたくないならば、電子書籍リーダーを持ち歩き、少しでも電池を節約する。
 目の疲れ・睡眠への悪影響を軽減したいのならば、電子書籍リーダーで読む。
 カラーが特徴的な本の魅力を活かしたいならば、スマホで読む。

 こうすることによって、より快適な読書時間を増やすことができます。

ワン親方
ワン親方

そうだけどよお、結局電子書籍リーダー買わなきゃだろ?

 たしかに、その改善策はなるべく安いものを買う、しかないですね。

 ですがより快適に本を読める、という意味で私は払った価格以上の価値を感じています。

 想像してみてください。

 好きな本を好きな時に、気軽に……そしてなるべく疲れにくくて快適な睡眠も取れて、色鮮やかな素敵な本も読めて、集中した読書ができる。

 とっても素敵じゃないですか?

 気になった方でまだ電子書籍リーダーを持っていない、という方はぜひ購入を検討してみてください。

 ちなみにKindleならAmazonの、Koboなら楽天のポイントが貯まるので、普段から書籍以外でも使われることが多い方で選ぶのがおすすめです。
 以下のは1万円前後のなるべく安いモデルになります。

ワン親方
ワン親方

お前さんのはkoboだっけか?

 こちらですね。
 若干正方形に近い形をしていまして、ページめくりのボタンが有るため、ページをめくる際に画面に触れなくて良いのが楽でいいです。指紋をあまりつけたくない派なので。


Kobo Libra 2(ブラック)

 ではみなさん、ご自身にあった端末で快適な読書ライフをお過ごしください。

ワン親方
ワン親方

まったなー!

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