- 新しいことに挑戦したいけど、失敗したらどうしよう
- 以前挫折したことに再挑戦しようと思う……けど、また挫折したら……
と、しり込みしてしまって結局「挑戦出来なかった」もしくは「挑戦したけど失敗してしまった。もう挑戦するのは止めよう(挑戦怖い)」という経験、されたことないでしょうか。
うおおおんっ挑戦こえーよおおお!
そしてそんな経験がどんどんと自信を喪失させていきます。
今回は「挑戦への恐怖心」について3つのステップで考えてみます。
- 挑戦に恐怖心を感じることはいいこと
- 恐怖心の先には何がある?
- 恐怖心を減らそう!
では、やっていきましょう!
【ステップ1】恐怖心を抱くのは健全であると受け入れる
ぅえ?
だって怖くてしり込みしちゃうんだぜ?
でも、恐怖心がないのは人間として、いえ。生き物として不健全ですよ。
想像してください。目の前に草むらがあるとして、それが揺れました。その時に
- 兎がいるかもっ! と飛び込んでいく
- 蛇がいるかもしれない、と気を付ける
- 風かなぁ? と何も考えない
さて、より怪我をしないのはどの行動でしょうか。
え? そりゃまあ、2番かな?
これは「こういう悪いことがあるかもしれない」という恐怖心があるからです。
生物が生きていく上で「ネガティブ」な感情はとても大切。慎重になるからこそ危険を避けられますし、怒りがあるから種として存続でき、恐怖があるから自分の身を守る判断が出来る。
ポジティブな言葉よりネガティブな言葉の方が強く、打ち消すには倍以上の「ポジティブな言葉」が必要なんだそうですよ。
それに何かを否定するような、ネガティブなタイトルの記事って目について気になったりしませんか? あれは人間の本能である「ネガティブへの反応」を利用したタイトルですね。
あー、そういうネット記事多いな。
なんか目について見ちゃうのは、そういうことだったのか。
つまり、恐怖心を感じるのは「ネガティブな言葉」に反応してしまうのと同じ原理で、生物としての本能です。
まずはそのことを受け入れてあげましょう。
- 恐怖心を感じるなんていけないことだ
- 恐くて怖くてどうしようもない自分はダメだ
- 恐くない怖くない恐くない、大丈夫大丈夫大丈夫
否定しようとしたり、卑下したり、押さえ込んで無理に逆の言葉を呟かなくていいんですよ。
【ステップ2】恐怖心の先に何が待っているかを考える
よっし、挑戦が怖いのは普通なんだな。
だから恐怖認めて挑戦止めておくぜ!
というのは少し待ってください。認めて辞めてしまってはもったいないです。
で、でも怖いものはしかたないし。
その怖さを軽減していきましょう。
想像してください。
「恐怖心を乗り越えて挑戦し、成功したら……どんな未来が待っていますか?」
大金持ちになって家族に囲まれて幸せ!
それはとても素晴らしい未来ですね。
他にも「この契約を取れれば、会社内での評価が上がる」「フリーランスとして食べて行けるようになれば、もっと家族との時間を増やせる」という身近なもので構いません。
しっかりしっかりイメージしてください。
どうしてもイメージできなかったら?
一端休みましょう。
散歩や趣味をして気分転換したり、好きなものを全力で味わったり、湯船につかってリラックスしたり、睡眠をたっぷりとってください。布団の中で考えてもいいと思います。
まず心身ともに休んで、それから良いイメージを掴んでみてください。
それでもイメージが苦手な方は「こうなるといいな」を声に出してみましょう。
- 家族が隣で笑ってくれたらいいな
- 上司が肩を叩いて「よくやった」と認めてくれたらいいな
- 同僚から「凄いじゃん」と言われたらいいな
何回でも声に出して、なんだか胸の奥がぽかぽかするような感覚になればOKです。
このイメージは挑戦への「報酬」です。
そしてその後で、「挑戦への恐怖心」と「乗り越えた先の報酬」を比べましょう。
比べる?
『その挑戦への恐怖心を乗り越えてでもその報酬が欲しいと思えるか』をしっかりと自分に問いかけるのです。
可能なら数日間かけて問いかけても大丈夫です。本当に真剣に考えてみてください。
乗り越えてでも欲しいと思えたなら……次のステップへ。いや、そこまでするほどのことではと思ったのなら、こう自分に問いかけてください。
「この挑戦は、『やらなきゃいけない』こと? それとも『やりたい』こと?」
『やらなきゃいけない』か『やりたい』のどっちか……。
うーん、そうだなぁ。
考えて考えて考えて……「やりたい」ではなかったのなら、その恐怖心は無理に乗り越えなくていいと思います。
考えて考えて考えて……「やりたい!」と思えたならば、次のステップに行きましょう!
【ステップ3】失敗した時どうするかを考え、恐怖心を減らす
この考え方は投資でもそうなのですが、リスクを極限まで減らすのです。
えーっと危険度を下げるってことか?
意味は近いですが微妙に異なります。
リスクとは振れ幅のこと。良くいった時と悪かった時。その上限と下限の差をリスクと言います。リスクが大きい、とは振れ幅が大きいという意味で……リスクが大きいほど、得られるリターンも大きくなります。
つまりリスクを極限まで減らすってことは、振れ幅を小さくするってことか。
そういうことです。
出勤や通学で考えてみましょう。
目的地に向かうための手段が電車しかない。というのはリスクが大きい、となります。電車が止まった瞬間に行けなくなりますからね。
ですがあらかじめ他のルートで行けないか考えておく。バスをこう乗り継げば行ける。自転車で別の駅(路線)に行けばここから繋がる……それらを利用するためにはこの時間に出ないといけない、などのプランを用意しておけば「いざ電車が止まった時」でも対処できます。
通勤・通学にかかる時間は他のルートの方がかかったり、費用も掛かったりと効率は悪くなるかもしれません。
ですが、「決められた時間内にたどり着けない」という失敗の確立を下げることはできます。
出勤時にそこまでのこと考えるのはアレだが、まあ理解はできるな。
そうですね。あくまで例えで、出勤・通学時にここまでのことは考えなくていいと思います。
学生にとって大切な試験を受ける・部活の大会がある、とかだったらこうして考えておくのはありですけどね。
まあこのように「失敗確立を下げる」ためにはどうしたら良いのかを考えておく。こうすると安心感ができますよね。
ちょっとホッはしたけど、まだまだ怖いぜ!
あとは「失敗したらどうするか」も考えておきましょう。
これはお笑い芸人の中田敦彦さん(オリエンタルラジオ)もおっしゃられています。武勇伝というネタで一世風靡した方で、今は中田敦彦のYouTube大学という教育系ユーチューバーとして活躍されています。
そんな中田さん、ネタ中にその内容を忘れてしまった時の対策を考えておられたそうです。
頭が真っ白になって何も出てこなくなったら、藤森さんが何かを言う。その間に思い出す。それでも思い出せなかったらこうする……と、「ネタを忘れてしまう」という失敗を犯した時のために、思い出すための「ネタ(策)」を考えていたとのこと。
「失敗した(ネタを忘れた)時に受ける損害を減らす」「失敗して(ネタを忘れて)も大丈夫なようにしておく」
さすがあっちゃんです。カッコイイー!
そんな対策しながらネタしてたのか。
全然知らなかった。
さすがに両方が同時にネタを忘れる、という確率は低いですし、そうなったらもうしょうがないですよね。絶対失敗しない方法はありません。
でも、オリエンタルラジオのようにリスクを減らすことはできるはずです。
私は今「事業を起こしたい」と考えていますが、そのためにはその事業について詳しく知る必要があり、そのために同じジャンルの本を読み漁っています。
そして事業に失敗して「借金」を抱えたりしないように、小さな規模で始める予定です。
勉強することでリスクを減らし、小規模で始めることで失敗した時の損害を減らすのです。
当然、すぐに初めて大儲け! とはなりません。が、失敗しても人生が終わる、ようなこともないのです。
でもよお。
やっぱりすぐに大きな報酬が欲しいぜ。
リスクが大きければ、得られる報酬(リターン)は大きくなりますが、失敗した時の損害も大きい……これは変えられない事実です。
今回の目的は「挑戦への恐怖心を下げて実際に挑戦へと結びつける」ことであって「大きな報酬を得る」ではありません。
他のことは考えず、「こういう対策を練っておけば安心だ。これなら挑戦できる」という感覚と実践してみた経験を大切にしましょう。
ちなみに私としてはしっかり失敗対策を練ることで「あいつは失敗した時のことも考えて対策した。凄い奴だな」とちゃんと認めてくれる人が必ずいる、と思っております。
もし「ちゃんと見てくれて認めてくれる人」がいない職場や環境なら……その環境から早く抜け出た方が良いかと思います。
まとめ
挑戦への恐怖心と向き合う3ステップ。
- 挑戦に恐怖心を感じることはいいことだ、というマインドチェンジ
- 恐怖心の先に待っている報酬をイメージし、本当に自分がやりたい事か考える
- 恐怖心を減らすために、失敗する確率を減らす・失敗した時の対策を考える
割と普通のことしか言っていない気がしますが、怖くて怖くて仕方ないと思っている方が少しでも「挑戦してみようかな」と思えたら嬉しく思います。
俺っちも、もうちょっと失敗した時について考えてみるぜ。
そうしたら挑戦出来るかも?
ひとまず「挑戦こわーい」から「挑戦してみようかな」というマインドへの変化だけでも構わないんです。
実際に挑戦まで至ることはまだ難しいかもしれません。けどそれは、あなたが本当に挑戦したいことに出会ってないだけです。
その出会い方、探し方もまた執筆したいと思っておりますのでこうご期待!
ここまでお読みいただきありがとうございました! ではまた!
俺っちたちと一緒にちょっとずつ恐怖心を乗り越えて行こうぜ!
じゃあまたな!
【参考資料(動画)】※敬称略
第30回 必ず知っておくべきリスクとリターンの考え方【お金の勉強 株式投資編】
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