【漫画レビュー】Helck(ヘルク)【マンガワン】

読書する学生 マンガ感想・紹介
イラストAC「いちごもち」さん

 みなさん、漫画読んでますか?

 今回はとある少年漫画のご紹介です。

 すでに完結している少年マンガですが、大大大大大好きなマンガなのでぜひとも皆さんにおすすめしたいと思い、今回の記事を書かせていただいております。

ワン親方
ワン親方

そんなに好きなのになんで今まで紹介しなかったんだ?

 好きが行き過ぎるがゆえに、書けなかったのです。
 ですが書く勇気が出たのでいよいよ書いていきたいと思います。

 概要に軽く触れたうえで、どこがおすすめなのか。ストーリーの前半を追いかけながら書いていきます。
 話の核心は伏せておりますが、ストーリーの概要は出ますのでネタバレ苦手な方はご注意ください。

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【漫画レビュー】Helck(ヘルク)【マンガワン】

 【書籍の概要】1巻~12巻(完結)
 作品名:Helck(ヘルク)
 作者名:七尾ナナキ
 出版社:小学館(裏少年サンデー)
 物 語:魔界にやってきた勇者ヘルクの行く末は…!? 魔族×勇者の冒険ファンタジー!

 勇者に魔族、魔王や四天王など、王道の単語がめちゃくちゃ出てくる漫画ですね。

 この漫画の最初は、勇者が魔王を倒し、人間の町に笑顔が溢れた、という描写から始まります。

ワン親方
ワン親方

おいおい、すでに魔王倒した後なのかよ。

 そうです。ですが魔界では、次なる魔王を選出する為の大会が開かれ、大いに盛り上がっています。

 と、一つずつ語り始めるときりがないので、ざっくりと。

  • 新魔王決定戦編
  • 2人旅編
  • 人間界潜入編

 核心部分のネタバレはなるべく抑えようとは思いますが、それでも内容について触れていますのでネタバレが苦手・嫌な方は先に漫画をお読みください。

新魔王決定戦(1巻:1話~9話)

 第一巻では、ギャグマンガかな? という描写が目立ちます。

 魔族のヴァミリオという見た目は少女(中の年齢はかなり上らしい)が魔族の帝国四天王として登場し、緊張感のない周囲にツッコミをいれていく流れとなっています。
 人間の勇者によって倒された魔王の、次の魔王を選ぶ大会(祭りのよう)が行われており、そこに人間の勇者ヘルクが参戦して、さまざまな競技を勝ち抜いていくお話です。
 はい、魔王を決める大会なのに勇者が参加している時点で何かおかしいですよね。まずそこでヴァミリオ様が言います。

「ばかぁぁぁ」

 というのセリフは彼女の定番(ツッコミ)セリフの一つ。ちなみに「ちゃんづけはやめろ」も名セリフ。

 そしてこの漫画の特徴はサブキャラたちのガヤです。大会は大勢の観客の前で行われており、まるで祭りのようになっています。
 そんな観客たちのがやが面白い。
 一部例をあげますね。

「ふっけぇ! トランプタワーふっけぇ!!」「ふっけぇ! またいつものバトルだぜぇ! ふっけぇ!!」「ふっけぇ」「……っけぇ」

ワン親方
ワン親方

ふっけぇ! しかねえぞ!

 いやほんと、これは「ふっけぇ!」んですよ。

 そしてですね、一巻はギャグシーン多めなのですが、とても「ふっけぇ」シーンもあります。

 ヘルクが大会中にインタビューを受けており「人間が憎い」「人間を滅ぼそう」と笑顔で口にしています。こういう理由で参加しているからヘルクは大丈夫だと大会運営のホンという魔族がヴァミリオに言いますが、彼女は

「ばかぁぁぁ!! あんなの演技に決まっているだろが! 嘘つきの顔だろうがぁ!」

 と怒ります。そりゃそうですよ。私が彼女の立場でも怒ります。仲間の魔王を殺した人間の勇者なのですから。

 しかしですね。このセリフ、絶対に覚えて置いていて欲しいセリフです。

 5巻まで読めば理由が分かりますが、6巻目冒頭53話にてこの時のセリフが回想シーンとして挟まれるのですが、ぐっと来ます。
 とても「ふっけぇ!」のでぜひともここまで読んでいただきたい。

ワン親方
ワン親方

……うーん?

凄いのかもしれねーけど、「ふっけぇ!」て言われると

ただのコメディにしか思えねーけど。

 そうですね、ノリはコメディ・ギャグマンガです。
 ですが大会の間、ヴァミリオも何も手を打っていないわけではなく、人間の国へスパイを放ちます。一体なぜヘルクを魔界へ送り込んできたのか。それを探ろうとしているのです。

 その情報が間間に挟まれるのですが、知れば知るほど謎が深まり、終始笑顔のヘルクが段々と不気味に思えてきます。

 しかしヘルクを倒すことは難しい。何せこの世界にはレベルという概念が存在しますが、ルクは99レベル。魔族の国の四天王(※)ですら78とかなので凄まじいことが分かりますね。
 ※四天王の上には守護王がおり、さらに上は皇帝。魔王は四天王より下の地位で15の国、一つ一つの王。

 様々な謎がありつつも、なんとかしてヘルクを大会で優勝させないようにする、のが1巻の内容となっております。

2人旅編(2巻:10話~8巻:76話)

 大会中にハプニングが起き、ヘルクとヴァミリオは帝国からはるか遠くの場爺へと飛ばされてしまいます。

 アプリ版だとカラーも見れるのでお勧めです。あのカラーページは鳥肌ものです。

 敵だと疑っているヘルクと共に過ごすことになるヴァミリオ。疑い続ける中、徐々にヘルクが人間らしさを見せていきます。

ワン親方
ワン親方

人間らしさ?

そもそもヘルクは人間だろ?

 そうなんですけどね。ずっとニコニコ笑っているし料理は完璧だし、セリフは良い人そのもので人間味がなかったんです。弱点が見えなかった。

 でもヘルクは「一人で生きるのはつらい」と心境を吐露します。とてもつらそうなヘルクの顔が描かれているのですが、私はそこでようやく「あ、ヘルクは人間だな」と思ったのです。ただのキャラクターではなく、現実味を帯びた人間に思えました。

 とはいっても、今回ヘルク達を取り囲む登場人物はのんびりとした人たちばかりですし、この漫画のマスコットキャラクター『ピウイ』も登場するほのぼのした雰囲気がそんなシリアスさをフッ飛ばしていますが。

 あと2巻の見所はなんと言っても帝国四天王『のアズドラ様の素顔が見れるところです!

ワン親方
ワン親方

え? 誰?

 一巻にも登場してくる、一見ギャグキャラ。しかしかなりの万能キャラ。なのに全身包帯で吐血状態で登場したキャラクター。

ワン親方
ワン親方

……な、なんだそれ?

 改めて説明するとほんとなんじゃそれ、なのですが本当にそうなのです。気になった方は1巻・もしくはマンガワンアプリ(https://manga-one.com/)でご覧ください。

 そして2巻17話の最後にアズドラ様の素顔が描かれたページを見た時、「ギャグ要員じゃなかったのか!」という衝撃を受けるはずです。

 3巻も引き続き二人旅は続くのですが、人間国の様子がさらに分かってくる回です。ここでは人間の王が出てきますが、その王のセリフが面白い。

「おお勇者達よ、やられてしまうとは不甲斐ない」

 RPGをやったことがある人で一定以上の年齢の方ならば見覚えのあるセリフでしょう。若い方もネタとして聞いたことあるかもしれませんね。

 世界の情勢、帝国の事情などが分かってくるのが第3巻です。おそらくここまで読んだあなたは、4巻も読みたくなっていることでしょう。
 3巻の最後では最強ヘルクですら苦戦する相手が出てきます。感動する話でもありますし、謎が深まってくる。
 なのにピウイという可愛らしいキャラクターやどこかのんびりしたサブキャラたちがシリアスさを中和してくれます。

 で、4巻5巻ここは回想編に入ります。ヘルクの、人間の国で何が起きたのかの回想です。5巻では、『なぜヘルクがずっと笑顔でいるのか』という疑問の答えが出てきます。

ワン親方
ワン親方

回想シーンか。

結構それでだらけてしまうことも多いけど、

どうなんだ?

 ヘルクについてはだらけることなく、むしろ前のめりになるほどの良い回想シーンでした。

 6巻でも少し回想がありますが、ここからは現在へと戻ってきており、人間との戦争がはじまります。

人間界潜入編(7巻:61話~)

 7巻の見所は2つ。

 名前のある魅力的なキャラクターの一人、エディルという人間とヒュラという女性とのお話が良い。この二人の関係が、良い。

 もう一つが大大大大大好きなシーンで、ヘルクの中でもかなりの名場面。

「私が……かけるべき言葉は」

 68話で、ヴァミリオ様がヘルクにかける言葉、ここを私は読み直すたびに泣いてしまうし、今この記事を書きながらうるっとしてます。

 ヴァミリオ様が美しく、格好良すぎる名シーンです。

 あえて具体的な描写はしません。この感動を味わってほしいから。

ワン親方
ワン親方

……な、なんだそれ?

俺っちは泣かな……うおおおおん、ヘルクー、アンー!

 親方が泣いてしまいましたね。

 内容が気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

まとめ(1巻~7巻)

結論:とにかく読んで欲しい!

  • メインキャラクター(ヴァミリオ・ヘルク・ピウイ)が良い
  • サブキャラクターが良い
  • 表情の書き分けが素晴らしい
  • モブキャラたちも良い味を出している
  • ストーリーがとても良い
  • ヴァミリオとヘルクの関係性がとても良い
  • etc

正直おすすめポイントはたくさんあり、ありすぎて困ります。

全巻・全話についてお話ししたいくらいですが、とにかく今回はここまでとします。

ワン親方
ワン親方

うっ、うっ、へルク。

お前は幸せにならないとダメだああああっ!

アンー、ヘルクを助けてやってくれえええええ、うおおおおおんっ!

 親方が号泣してますしね。
 後日、具体的な内容を語ることもあるかもしれません。その時にまたお会いしましょう! ではまた!

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